ゆめのまち

backbeat2009-06-21

Aさんと言う、いつも言及している先輩のAさんではない仮名の女性の人が居る。
以前彼女と話しているときに「あ、さっき『おかしのまち』に寄ってたんですよ」と言われ、ちょっと考えた。あの通りにあるのって、確か

「...それ、『おかしのまちおか』ってことか?」(関東ローカルの「お菓子のディスカウントストア」みたいの)
「え?」
「いや、その『おかしのまち」ってのがさ」
「あれ『まちおか』でしたっけ、『まち』ですよ」
「いや違うって」
「うそだー」
「うそとか言うな(笑)。調べてみろ」
「あー。でもだって、夢があるじゃないですか、『まち』だと」

なにがでもだってなんだか知らないが、まーそーゆー子だよねと。なんかフワっと感のある方ですしね。試しに「あー、『こどもの国』みたいな感じ?」と振ってみたところ、案の定「そうそう」と返ってきたしね。それは住人に失礼です、と、以前住人と野毛のイワシ屋で飲んだ時に「やっぱし、『国王』が居るんですよね、なんかタイツはいてるのが」とか「駅からは馬車で帰るんですよね」とかいじりまくって怒らせた私でも思います。
次はBさんと言う、これも人物ではなく仮名の女性との先日の話。こっちは言動もチャキチャキとしててきっぷの良い、素敵なお姉さんである。イカした旦那の台所を預かる料理好きで、すごく安い八百屋をこないだ見つけたから、今度会社帰りに一緒に行きましょうよ、時間が合わないならこれ見て行ってみてすごいから、と、この地図をくれた。

「...これ、『おかしのまちおか』ってこと?」
「え?だからー、コージーコーナーの先をね」
「いや、道はこれで大体わかるから大丈夫なんだけど、ここの『おかしのまち」ってのがさ」
「うん」
「『まちおか』でいいんですよね」
「あれ『まちおか』でしたっけ、あれは『まち』でしょ」

展開が同じだ(涙)。相手が勝手しったるBさんなので端折る。

「ちげーよ(笑)。それ、前にAも言っててちげーだろバカって言ったなあ」
「あーでも、Aちゃんとこないだ『おかしのまち』の話をしてて、全然『まち』って言ってたと思う」
「ええええ」
「...いや、いいのよ。これで」
「え?」
「...さいとうさん、おんなのこはね、フィーリングが一番大事なの」
「オヤジのおれが!そんな言い草で!!だまされるとでもおもってんのか!!!」(マウスとか投げる)
「ぎゃははははは」

いやまあね、いいんですよ、ジョシがー、自分達だけでー、通じる言葉でー、話しててもー。ええ。
オイラがやたらここにこだわるのは、どうして「おかし」とか「まちおか」じゃなくて、「おかしのまち」で切るのかということだ。「おか」がちょん切れる違和感はないのかと。ぶっちゃけ今風に略したって「おかまち」あたりだからわからない。なぜにあえて「おかしのまち」なんだと。
だってね、考えてみてくださいよ、「ゴンザレス三上チチ松村」を「ゴンチチ」と言うのは、ええ、わかりますとも。「ゴンザレスなんとかと、えーと」でも「なんとか三上と松村、えーと」でもいいです。あり得ますからね。ええ。俺だってそこまで譲歩できますよ。
でもね、これがこのAB娘にかかると「ゴンザレス三とチチ松」になるんですよ。「ごんざれすさん」って微妙に丁寧じゃないですか。大黒埠頭でマンゴー輸入に関わる要人みたいじゃないですか。「チチ松」じゃ健康ランドの安芝居に出て来そうじゃないですか。ちょっとピンクなお笑いで人気っぽいじゃないですか。それに、「ホッピー神山」なんて「ホッピー神」ですよ。どんだけ強いんだと。
ゴンチチもPINKもよく知らない人は「ペギー葉山」が「ペギー葉」になることを考えていただければ、私の違和感が伝わるかもしれない。超サイヤ人はやばいだろ。