読んだと読むの本

古本で。伝説のパイド・パイパー・ハウス設立記。「就職しないで生きるにはシリーズ」ってのが、なかなか時代を感じますね。あの、今、素で本の題名にするくらい言えるかとか、いろんな意味で。お、早川義夫の「ぼくは古本屋のおやじさん」もこのシリーズなのか。へー。
探偵小説の「謎」 (現代教養文庫)

探偵小説の「謎」 (現代教養文庫)

これも古本。理詰めで見せてくれるものは別にして、「それありかよ」って謎掛けは大嫌いなだけに、わりかし面白かった。俺があんまり探偵小説としてではなく小栗虫太郎が好きな理由もちょっと説明してあって、「そうそう」と。


さて、ここからは現在+3冊で調子に乗った話である。
実は古本ついでで先々週にこれも買った。
猫の舌に釘をうて (講談社文庫 つ 2-1)

猫の舌に釘をうて (講談社文庫 つ 2-1)

なめくじに聞いてみろ―昭和ミステリ秘宝 (扶桑社文庫)

なめくじに聞いてみろ―昭和ミステリ秘宝 (扶桑社文庫)

まったく、ケースケさんは罪な人だ。
で、更に罪が確実な子artonの方は、まず今これ読み中(ここからは図書館で)。旅行記やメグレ・ファンのババアが面白い。
と、
穴 (ハヤカワ・ミステリ 1104)

穴 (ハヤカワ・ミステリ 1104)

これ。にしし。むっちゃ楽しみ。
...でさ、ここまで来て、ちょっとイタズラを思いついた。なんかこう、皆さんからこれだけいいお題を頂いたのだから、せめて笑えるネタぐらい出せっつー話だ。よーし(おわかりでしょうが無駄な方向に本気)。
漂泊のヒーロー―中国武侠小説への道 (あじあブックス)

漂泊のヒーロー―中国武侠小説への道 (あじあブックス)

金 庸 か よ
全然関係ねえ(笑)。でもほら、あの、B級つながり(無理)。正月の中国SF本を思い出して、同シリーズのこれ。これは結構面白そうですよん。本を開いて一行目が「通俗と言わば言え。チャンバラ時代劇は今日も健在である」。
で、これにもちょっと期待はしているんだけども(未読)、吉原からフランスまで、「世界ノワール探訪」ってのも面白そうかなと思ってます。たぶん、どこにも、なんかあるよ、現地のが。ベルリン・ノワールがあるんだから、アジス・アベバ・ノワールヘルシンキノワールブダペストノワールが。「蓮の実は殺しのサイン」とか「老いた雛鳥」なんつーのが(笑)。