阿部氏二題

UMLユースケースが分析です、やってみたいんです、と若い子が言う。
へいへい、まあやってみんさい。オレでよければ見てあげるからと答えた。
じゃあちょっとユースケースきじゅつをボク書いてみますよ。
はいはい。そこのホワイトボードに書いてちょうだい。
...というしょっぱなで

アクター

アタター

と書き間違うのはどういう百裂拳ですか。試練です。試練が過ぎます。


ところで、海の向こうに居る僕らの同僚にLaoくんという人が居て、彼は学校でとても賢くて、簡単な仕様書ひとつ頼んでも「そもそもドキュメントを作る意味がわかんないよね」と言い、せめて書いてあれば翻訳して英語もプログラミングも苦手な連中へも説明できるのに、客に説明に行けるのに、と泣く人も多い。そのヤツを以前、ひたすら電話で説得してドキュメントを書かせたMさんは

ラオ(ウ)を倒した男

として、うちの周りでは名高い。今週、彼は向こうでラオウと対決じゃなくて対面しているはずで、だからやはりここは、せめて

...ああ、彼は死兆星を見たのだらふか

くらいの冗談をオチに挙げて終わりにしたいのだけども、実際先々週、経路のチェンナイで飛行機テロ予告があったりしているので、なかなか言えない。だからこの日記が一週間経ってもこの滑ったていたらくだとしても、

あー、落ちねえなあ。

と書くこともできない。