backbeat2006-10-26

すっかり金が無い。会社の話だ。なんだこの予算。だから頭を使い、以前"Write Great Code"を買ってやった後輩に「これ買っとけ」と強要し、そっちの予算で買わせた、龍の本・立体版。ちゃんと「さいとうさん、今日届きました」と持ってきて、貸出し期限も言わずに置いて帰るあたり、よくできた後輩である。無駄にコピーの裏紙を溜めたりさえしなければ。話がずれた。

Compilers: Principles, Techniques, and Tools

Compilers: Principles, Techniques, and Tools

右の写真の左が新しいの、右が古いの(ずっとガメてある)。難しい事は世界中の頭の良い人がいろいろ書いてくれるだろうから、バカっぽい方を。中身の話は目次だけで判断してますよ。

  • 表紙の龍と騎士には、新旧で同じ文句("Complexity of Compiler Design"とか)が同じ位置に書いてある。騎士の肩だけ、新版は見えないんだが。
  • 章構成は結構、細かい章も同じで済むところは同じ。一応改版です、ってことか。
  • 2章は名前が違うけど内容はほぼ同じみたい
  • 6章Type Checking, 8章Intermediated Code Generationあたりが6章"Intermediated Code Generation"に統合
  • 10章Code Optimizationが、9章Machine-Independent Optimization、10章Instruction-Level Parallelism、11章Optimizing for Parallelism and Locality、12章Interprocedural Analysisに拡充。でもビビる程ページは増えてない(230p→378p)
  • 11章Want to write a compiler?、12章A Look at Some Compilersは無くなったみたい
  • 付録のサンプルコンパイラは同様の体裁で残ってます
  • ページ数は増えてますが厚さはあんまり変わらないから、新版もダンベル体操に最適

です。
あ、100冊には入れませんので。