海賊対100冊

「昨日の海賊ってナニよ」
「いやそりゃもう、デスマーチばかりでとうとう骸骨になってしまって、それでも漂流してるという」
「そりゃ幽霊船じゃないのか」
「...お。おおお。そうでした。がはははは(笑ってごまかす)」
「...全然だめじゃん」


「...でもさー、俺が今の状況から脱するのが早いのか、カズオが100冊読むのが早いのか」
「えーと、それはなんだか、確実に勝てる自信(笑)があります」
「えええええ。あー、でも、休日なんかで稼げるもんなあ、100冊は」
「そうそう、休日に体力回復に努めないと死んでしまうのとはわけが違いますで」
「うううう」
「早く帰れ」
「ううううう」

実は今日の「ペドロ・パラモ」で借金を返済したのだが、それを言うのは止めて置いた(笑)。やさしい後輩である。俺が。