ToDo

別の部署の子と仕事をしている。週に1回、うちの面子と打ち合わせで会うだけで、作業は個別にやり、全部うちのsvnに入れてもらう。会う日はたいてい、今週の作業項目、懸案の処理とToDoの確認、割り振りだけ。
で、途中からそのToDoを、svnのモジュールのトップディレクトリにテキストファイルで置いておくことにした。要するにあの、automakeが置いてくれるTODOと同じ。中身は彼らとオイラの意向もあって、RD箇条書き。

== src/Makefile
* distのsh処理が長い。今回は別ファイルに切り出して呼び出す(ksaito)

なんてのね。
で、意外にこれがよく浸透してるんですわ。誰がどう議事録を取っていてもリポジトリにコミットできれば自動的に最新が配布されるから、メールやWebをどうこうする事もない。コミットされてないのもわかる。作業中に「あとナニやるっつったっけ、俺」って時にパッと開けるのもいい。直したらToDoも一緒に直してコミット。「あれ、これ違うんじゃね」ってときは、エディタから開いて追記してコミット。いつ追加されてどれくらい放置されていて、いつfixされたのかも、log/diff/blameを追えば基本的には追える。
終わった項目は、削っちゃえばいいだろ、としばらくはやってたんだけども、ふと、自動ビルド時に一緒にrd2へ食わせるのを思いついた。ToDoだからあまり脚注は使わないし、字面がよさそうなので、)((-こう書く-))(と、こうなるようにして、make autobuild(適当な開発用ターゲット)を実行した時はHTMLも作るようにしておく。

autobuild: dist
        rd2 -I. -rrd2html-lib -rtodo-mark TODO > TODO.html

きったねえな(笑)。ご勘弁。皆さんは真似しちゃいけませんよ。todo-mark.rbはホントにちょっと、

module RD
  class RD2HTMLVisitor
    def apply_to_Footnote(element, content)
      %Q[<s>#{content.join("")}</s>]
    end
  end
end

くらいで、文字が黒なら、cssなりで色をdarkgrayくらいに落とす。そうすっと、自動ビルド結果のToDoを開けば

*distのsh処理が長いので、別ファイルに切り出して呼び出す(ksaito)
*エンディアンはリトルのみにCFLAGSを替える(ando)
*((-さいとうさんが「死ね」と書いている箇所の仕様書未決案件を具体的に書き直す(コメント参照)(sato)-))
*((-漢字出力サンプルがさいとうさんの「細木数子の六星占術」のままなのを、仕様書通りに直す(gondo)-))
*Solarisのshでも走るようにMakefileを直す(kato)

が、

  • distのsh処理が長いので、別ファイルに切り出して呼び出す(ksaito)
  • エンディアンはリトルのみにCFLAGSを替える(ando)
  • さいとうさんが「死ね」と書いている箇所の仕様書未決案件を具体的に書き直す(sato)
  • 漢字出力サンプルがさいとうさんの「細木数子六星占術」のままなのを、仕様書通りに直す(gondo)
  • Solarisのshでも走るようにMakefileを直す(kato)

になる。)((-、-))(で囲うのが面倒なんじゃないかしらん、むしろさっくり削除の方がいいかな、と思っていたのに、意外に皆よくやっている。目に見えるのがいいのかな。文の最初と最後に置きさえすればいいのがいいのかね。Emacsのrd-modeだと色が付いてくれるから、rdの段階で見えるしね。
本当に項目を削除するのはベータなりのリリース時、M-x occurで((-を拾ってリリースノートの変更点に移してから、同様にM-x flush-linesなりで削ってコミット。このへんは削除されてないから作業が楽。面白いもんだ。
実を言うとこの半年、ToDo/BTS/RTS管理システムをなんとか作ってくれという話を受けて、昔使ったあれこれから始めて色々調べていたんだが(薦めていたのは影舞。小さいから色々いじれるのがいい)、実際はこれでいいじゃねえかという気がしてきた。ソースはsvnだけどBTSはWeb/メールなんてより楽だよねえ。たぶん。でもマウス厨に「ここのプルダウンメニューで***を2番目に選択できないとー」って言われるんだけどもね。
それはおいても、統計取るのは面倒そうだ。でも統計なんて一日何回も取るもんじゃないしねえ。