ジョン・ライドン

が、売れなくなったタレント版「サバイバー」みたいな番組に出てお笑い芸人的にウケている、って話は、今年の始めくらいにどこかのニュースで知って、「へええ」と思ってそれっきりだったのだが、その詳細を書いたページを見つけたら、数時間くらいずっと読みふけってしまった(http://www.geocities.jp/mikako0607jp/7th.html)。あ、いきなりケツ出ますから職場では注意してください。ページは新しい順になっているので、経緯から知りたい場合は一番下から読みましょう。
いや、この男は凄い。売れなくて芸人に転向とかそんなちんけなレベルではない。「昔なんかパンクとかで売れてたオヤジ」とかなんとか見下してかかった連中に乗っかってやり、手前の大宇宙に一呑みして笑っている。町田町蔵が春髷丼とか書いていたら話題になってしまったが、本人まったくそのまま春髷丼、ってなもんである。まったく最高な天才。その町蔵はジョンを「実に痛快まるかじりな男」と「へらへらぼっちゃん」に書いてる、んだそうだ。俺はこれ未読だが、これも上記サイトから。関連した番組終了前後の話やピストルズ関係のインタビュー記事も抜粋和訳されてます。必読です。ピストルズにもPILにも興味が無くても、パンクって何?でも、これは是非。番組後に出た新聞コラム(これも上記サイトにある)の一行だけ抜いておきましょう。

「明らかに、彼は他のセレブにはないものを持っていた。ショーマンシップとシャーマンシップ。」

いいねえ。ほくそ笑んでしまうじゃないか。>シャーマンシップ