なぜウィルスはうつるのか

ってのが日経ソフトウェアだかの特集に載ってた。あのさ、うつるから、ウィルスでしょ。うつらねえなら只のプログラムじゃねえか。

言いたい事はわかる。記者が「なぜ(Why)」と「どうやって/どうして(How)」を使い分けられてないだけだ。特に仕事の会話をするとき、ここの間違いをやらかすととても簡単に不毛な会話を始められる。もらったプログラムが動かない。「なんで動かないんでしょう」なんて聞けば、「それはこの関数のスタックがこれこれでだね、この場合は」なんて蘊蓄を10分喋り続けられる。こっちは動けばいいんだよ、どうでも。なんでバイナリ納品なのにコンパイルオプションの話を拝聴してるのかしらん。下手をすればユーザは「こいつは再コーディングにテストで納品が遅れるからね、って言いたいのか?」なんてまずい邪推まで始めることもある。

まあ所謂「空気読めよ」って範疇なのかもしれないけど、プログラマとか技術屋という立場とユーザという立場を切り替えて話すのには技術も経験も要る。でもそんなに難しくない技術、日本語を曖昧に使わず、「どうしたら動くんでしょう」と言えば問題は一挙に解決する。その不具合は結局取れないかもしれないけどさ。