ビンゴ

東京電力は、福島第一原子力発電所の事故に伴う周辺地域への賠償資金を確保するため、一般社員の月々の賃金を5%、賞与を半分程度、いずれも削減することを労働組合に申し入れたことが分かりました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110421/k10015467601000.html

ほんとうに言うとはね(苦笑)。また時給でしか働いたことのないようなウブな人たちが騒いでいるようですが、「東京電力『が』申し入れた」という文章が読めないくらいの知能なのでしょうから、しょうがない。なんか、上述の組合も推進派だったんだから補償すんなっつーバカも見たなあ。
仮に補償や原発補修費用を大特価の4000億円(笑)として、社員30000人、推進派10000人で割ると一人あたり一千万円。を、各自の貯蓄や収入から今後「しょうがないですよね」と、ポンと補償できるもんですかね。もちろん、「とーでんのぶんざい」なわけですから、大家さんや個人の取り引き銀行、子供の行ってる学校などの、日頃支払いがある「一般人」に迷惑なんかかけちゃいけませんよね。社員全員がセレブだとでも思ってるあたりが怖いよ。こういう割り算すらできないんだから結構なバカだ。
こういう連中は、被災者や事故被害者に対する金銭的な補償や復旧を、現実的に、確実に進める方法を真面目に考える気は毛頭ないんだな。もっと穿ってみると、直感的にネガティヴな話は、もうとにかく誰かに責任を全部押し付けてしまいたいようにも見える。いいトシして子供みたいに「別にオレら関係ねえし、あいつらが全部責任取ればいいじゃん。東電は全員死ねばいい」というね。
今死なせる訳にはいかんよ。彼らには計画停電を含めた被害者が全員復旧できるまで何年かかってもちゃんと稼いで毎年補償して、かつ、アレの面倒を最後まで、何年かかっても見る義務がある。原発を止めたり、別会社参入も含めて新しい電力供給網を造るとするなら、前のを止めて新しいものを造る費用も必要だ。だから、しっかり合理的に稼いで、女房子供の心配がないくらいには生計が立つ状態で、何年かかっても辛くてもちゃんとやれるように支持すべきだろう。どの方向に行くにせよ、1年2年の話じゃねえんだよ。
といってると、

東京電力は21日、柏崎刈羽原子力発電所新潟県)の津波対策として、新たに防潮堤を建設すると発表した。防潮堤の高さは海抜15メートルを予定しており、2年後をメドに完成させるとしている。津波対策を強化して、同原発の運転継続に理解を求めていく考えだ。

http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819490E0E3E2E79D8DE0E3E2E6E0E2E3E39EE0E3E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E6

こういうのもあってな。ハート強えなあと苦笑した。デモだ草の根だも結構ですが、補償に対してこれくらい(どっち向きかは置いといて)前向きな案を打てる相手に対して、騒ぐだけでちっとも建設的なカウンターパンチが出せない、という現状は理解しような。