おれはおうえんするぞ

まあそれに関連して、『とーでんがわるい』『げんぱつなどなくてよいのだ』『だいじなうみをよごすとはなにごとだ』『そもそも俺はレベル5ではないとおもっていたのだ』とわいのわいのやるのはずいぶんお盛んですけれども、

水ガラスすげえな

とか、

やっと放出終わったか。次は汚染水汲み上げだ。これ以上絶対流すなよ!!がんばれ!

とか、

だいぶ報告するようになったじゃねえか、どんどん挙げろ。ずっと見てっからな。

とか、そういう、今している作業への応援とか建設的意見っつーのが少ないよね。特にデモと選挙のあたりから、上に書いたようなみんなダイスキ「そもそも論」に移ったようで、ほんとうになによりです。ステキ都知事とソモソモ合戦でもしてろ。
ヤスい例えを出しますが、ワールドカップでサッカーの試合をしてるとしましょうよ。開始5分で監督の采配が最悪で選手もクサっていてグダグダになり、20点くらい取られた試合です(どうやったらそんな取れるのかと言うと、未曾有なストロンチウム・ゴールだ)。でも絶対勝ちたい後が無い。そういう試合を見続けて「二度と取られるな攻めろそうじゃないひとつひとつ繋げそうだそうだ」と応援するか、「そもそも監督がダメで、あんな初手はありえなくて、それは海外のこの人のコメントを見ればそもそもわかってて、だいたいサッカーじゃなくてもスポーツは色々あって」と文句を言うのか。なーんかそういう感じ。
後者はもう「試合」をあきらめてるようにしか見えねえんだよな。つまりその、今回はもう負けは負け、福島は福島ってことでいいんじゃないスか、ホーシャノーさえこなければ差別も不買もしなきゃいいんでしょ、くらいのね。福島に高濃度エリアが残るにせよ、それをどこまでで食い止められるか、どれくらいで抑えられるかは、これからの、もう始まってしまった、何年も続く「とーでん」vs.「げんぱつ」の試合で決まるって言うのにさ(廃炉できれば終りじゃないよ)。今すべき事は心配でも反省でも転向でもなく、批判的かつ建設的な応援だと思う。
どうもさ、東電のあの会見を叩いているうちに、あのコミュニケーションスキルの低さから言ってそれは必要なんだけども、そのうちに「とーでん」って書いてあれば何もかもが釘に見えてきて叩いてるんだよな。で「はんげんぱつ」の話をするとなんかあースッキリ。
全然まだ終わってねえし。