バハマのジゴロ

前回、札幌で買ったレコを1枚書き忘れてたなー、と思っていたところ。

あれはいいよねー。で、そのセカンドを正月に買ったんですよ。amazonではちょっと嫌な値段ですが。
ビギニング・オブ・ジ・エンド

ビギニング・オブ・ジ・エンド

これがすげえ。ワイルドなファンクネスはそのままに、また随分と華麗なホーンアレンジ、ビヨビヨシンセ、ディスコばりのアゲっぷり。1曲目の"Super Woman"で「おおお、かっこいいねえ」とかけたままにして、上述のアゲアゲ大作戦を展開したところ、作戦の佳境で"Jump In The Water"が始まってしまい、そこに平伏せと言わんばかりのホーンとオルガンと、早く油からあげないと焦げるポテチに全面からボコボコにされた次第。
もうね、あれよ。ベギニングさんはアレよ。ジゴロ。ファンキー・ナッソーの頃は「地元じゃモテモテの子」で、ワイルドさと「あなたを、最後まで、イカせます」というホスピタリティ(だよね、あの徹底さは(笑))で同級生から年上のお姉さんまで昇天させておったと。立志編だな。セカンドはそんなジゴロが都会に出て大人の洒落も覚えつつ、夜な夜な街ゆく女性を持ち前のバハミアンなワイルドさと覚えた手管でまた昇天と。20代の全盛期。
くだらねえ思いつきはともかく、ホーンズのうしろでのたうち回るギターやパーカッションはナッソー以来の素敵さ。ゆっくりしたアレンジの曲も含めて外れなし。いい盤ってのは出てるもんなんですね。あ、LP起こしの"Jump In ..."がYoutubeにあった。先日のゲントルメンといい、あんまりこういうコピーくさいのは貼るのが嫌だけども。

最初ガツンときますが、全体に録音が小さいので大き目でひとつ。聴きながらずーっと画像を見ていると、しつこくしつこくおパンツをクローズアップするのが笑えてきます。好きか。好きなのか。黒が。黒いデルタが。
12月あたりからのソウルアフロファンクは当たりが多いなあ。