母と廃

backbeat2008-10-20

ある晩、親しい友人から電話があった。あなたや私と同様、IP接続が無いと死んでしまう廃人の廃人さんからである。買ったPCがネットワークに繋がらないと言う。これでは死んでしまう。死んでまうのだ。彼も素人ではないからして、「電話口でこう説明されてもカズオは困るよなあ」と言う気持がにじみ出た物言いで、OSがどうで、ルータのバージョンがどうで、PCはDOS/Vパラダイスで買ったガレリアで、と説明を続ける。無駄かもと思っても、必要かもしれない情報はちゃんと説明するあたりが慣れている人ですが、ちょっと待った。

「あの、それ、ガレリア、いつ買ったの?」
「6月くらい」
「あー、オンボードEthernetのドライバ、最新のを入れれば直るよ、それ」
「...なんでそんな具体的にすぐわかんの?」
「おれ、4月にそれと同じ機種を4台会社で買ってチーム内に撒いて、2台が同じ症状で騒ぎになったから(笑)」
「えええええええ(笑)」

ゲームマシンは値段の割にCPU速度重視なので、コンパイル地獄に放り込むのにはちょうど良いんだよね。ガチなオフィスマシンは安定さを買うから、ちょい枯れのちょい遅めになりがちだし。難点は割と良いグラフィックカードが無駄に入るからX.orgのドライバ準備が面倒なのと、所詮ベアボーン相当なんでこういう風にグレーなチップが混ざってるから自力回避が要る(笑)ところくらい。あんときも返品しようかと思ったんだけど、もう即現場投入だったから抜くに抜けなくてねえ。おかあさんのひとりがおうちでマザーの型番ググってドライバ持ってきて入れて直した。
母は偉大だ。