やってますよ

数の歴史 (「知の再発見」双書)

数の歴史 (「知の再発見」双書)

このシリーズはいいねえ。薄くて絵が多くて(苦笑)。冗談はともかく、こういう数学史本ばかりを飽きもせず(笑)いくつか読んだが、これは特に良い絵や写真が多い。
そうそう、図書館の古い本ばかりだとアレだので、これを買って読んだ。やっと。
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

だってさ、図書館で予約しようかと思ったら、閲覧待ちが200人超えてるんだもん。とほほ。面白いねえ。これが話題なのもわかるわ。お勧め。文中のこの辺は今やってる仕事もあってすごく納得したなあ。

「往々にして、発見や発明が、直感やセレンディピティによってもたらされるような言い方があるが、私はその言説に必ずしも与できない。むしろ直感は研究の現場では負に作用する。これはこうに違いない!という直感は、多くの場合、潜在的なバイアスや単純な図式化の産物であり、それは自然界の本来のあり方とは離れていたり異なったりしている。」(p56)
「知的である事の最低条件は自己懐疑ができるかどうかである」(p67)

それにしても文章がうまいね。ムダにドラマチック(笑)。ムダ、という言い方は悪かったかもしらんが、そのドラマチックのオチというか方向がね、よくわからんかった。たぶんアレ(発表)だと思うんだけど、それはちょっと噛み合わせが悪いじゃん。
現在-22冊。