再開

してます。ボチボチと。24冊目。

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いわゆるひとつの狂牛病とそれに類するプリオン性疾患についての、えー、ルポなのかな。物語なのかな。面白いよ。お勧め。ただ、俺にとってはどうでも良い、研究者の一人が成果や名誉にやたらこだわっているだの、別の一人がペドだの、ってな三面記事がいちいち、ちくちくうるさいけど。これだけ調べたんなら、もうちょっと普通に書けばいいのに。何万年も前の原人の化石に、人を食った痕跡があるんだと。で、こう書く。

「彼は、食べるしかなかったのかもしれない。そして、食べた後に泣いたのかもしれない。」

知 る か ボ ケ(笑)。万年単位で昔の食人話にワイドショーの再現映像か。さすがに苦笑したぜ。
まあそういう、趣味の悪さっつーんですか、もありますが、色々とよく調べてらして、歴史と展望を知る入門には向いてると思います。プリオンが浸食していく仕組みなんかはNHKなみにわかりやすく噛み砕いてくれていて親切。本当はマジメで探究心もある、いい子なんです。ただ、ちょっと趣味が悪いだけなんです(まだいう)。