Jimmyに首ったけ

先日買ったシリーズ。

カラ KALA

カラ KALA

ついにセカンド。やっぱり実に面白い。普通のノイズだと思ってボアダムズの「ポップタタリ」聴いてやられた時くらいにおもしろい。
...でも、そのガマゾンリンクの先にある「商品の説明」があまりに語彙の無い下種な説明なんでちょっとこれ以上に書く気が失せた(苦笑)。誰が褒めた、どこで人気じゃなくて、オマエがどう思うか書かんかい。「独自」「独創」なんてガキでも言える言葉しか使えねえのかこのカスが。
いや、もうちょっとやる。オイラはイケイケな"Bird Flu"も良いが、横から来る"Jimmy"が好きである。これのビデオが上のそのリンクから辿れる(下種説明の直前にある)。M.I.A.は単純に、今まで「だいさんせかいでかわいそう」と見下げられていたローカルな音楽は実はとても面白い、という事をポップスのど真ん中でまったく譲らずにやっているから面白いと思う。
先の説明の「ダンスホールバングラビート・ヒップホップを融合させた独自のサウンド」の様に、変にわかったようなセンシンコク・ポピュラーの用語を当てはめようとするからごった煮に見えるだけで、混ぜ方はそう過激じゃない。大体、"Jimmy"はどれでもないでしょ。単にローカライズされたベタなデスコだよデスコ。デスコを入れたり、インタビューでよりによって「スレンテン最高」と言ったり(大笑。オイラも大好き)、ドン決まりのダンスホールを入れたり、とにかくローカルで「誰の耳にも優しく」なんか絶対ない、ぐらっぐら煮えてる地元のヤンキーみたいな音楽(笑)ばっかり。今日、錦糸町で踊ってた連中と変わらないもの、ジャケのセンスが(笑)。
その各地のヤンキーからスジのいいのを選別する眼(笑)と、言う事を聞かせる手腕、そいつらとセメントマッチが組めるヴォーカル。このバランスが素晴らしい。もう次のマッチは見逃せないっすよ。
今回は「世界死闘編」みたいなものなので、バイリとかよくわかんないって人はファーストの「ヤンキー、大地に立つ」編からやるといいかも。これとSoulデムパで夏を乗り切っちゃうぞおじさんは。