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お、なんですか、この100なんとか言うタグは。なんですかこれは。け、えす、えすと。
とぼけて本が読めたら苦労はねえのだ。やるぞ。夏休みの宿題溜め込んだガキみたいにやるぞ。先週末に図書館で仕入れたし、心機一転だと新刊書店でも買い入れたぞ。これは新刊の方。今「震撼」と変換が出たがそれは置いておく。

レコードバイヤーズダイアリー 内門洋+ミズモトアキラ

レコードバイヤーズダイアリー 内門洋+ミズモトアキラ

内門さんは「レコードやくざ」というカップリング本も書いていて、こっちもとても面白い。
DISCナウ!!VSレコードやくざ

DISCナウ!!VSレコードやくざ

面白いのは、その「100円レコード力」と言うか、名盤がレアがどうしたって話は置いておいて、レコードを安くいろいろ買って聴いて楽しむっつーところに思い切った注力があるから。本当に掘ってないとね、90年代にヤズーでこんだけ盛り上がれませんよ(笑)。もちろん、そういう流れで自然に見つかる「皆バカにするけど、これ良いよ」ってな紹介もたくさんある。全然あなどれるものじゃありません。本当に楽しそうだ。
上の日記はその内門さんが外国(アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ)で買い付けをする日記。上記の通りだから、どこそこの凝ったレコ屋でこんなレア盤を抜いたぜいいだろこれ、なんて話はなくて(抜いてるけれどもあからさまなネタにはしないという意味)、電話帳に載ってた店に行ったら閉まってただの、行ったら全然いいのがなくて20枚しか(十分です(笑))抜けなかっただのと、実に楽しい。彼は仕事(仕入れ)だから20枚くらいじゃダメだって意味なんですがね。
途中に共著のミズモトアキラ氏が同行して書いたロス〜ラスベガス買い付け日記がある。こういうサーヴィス箇所だけ抜いて紹介するのは悪いんだけども、ラスベガスから最後にロスに戻る日の記述:

「ここで過ごした三日間というもの、一日中レコード屋を回って、カジノで遊んで、食べ放題のバフェで美味しいごはんを食べるだけの生活だった。このまま真っ直ぐ日本に帰国するスケジュールを組んでいたら、ぼくは飛行機の中で泣いていたと思う」

バケーションマンから普通マンに戻ったばかりのオイラに一番しみた(笑)。声に出して「わかるわかるわかる」と3回言った。無駄に。文章がうまいなあ。


さてさて、ちょっとこなして現在-19冊から再スタート。来週のニポンはボン・バケーションがあるから、ちょっと腰を据えてかかるか。