王道を往く

さっきのGandhiに行き、ロックやポップスなどの現代ポピュラー音楽のガイドはないか聞く。あるのはいわゆるフォルクローレか、欧米ロックだけらしい。うーん。惜しい。この旅で一番楽しみにしてたんだがなあ。お、来たか?と思ったのは唯一、画集のコーナーにあったルチャの絵をサインペンで書いたような絵を表紙にしたコミックサイズの本。でも、開けてみせてもらったらそうでもなかった。
そういやあ全体に、ニホンで言うサブカルっつーか、数歩外した目線ってのがないな。Webデザインなんて本は結構あるんだけど、スマートなだけでまだ終わってる。渋谷ロフトが最高の時代ってとこですか。
まあ、それはしょうがないのかもしれない。実はフェリペに「メキシコへ行くって言ったら、家族や友達から心配されなかったか?」と聞かれた。白状するとそのとおりだ、で実際どうなんだと聞くと、この10年、特にこの数年で、市街中心部には常に警官を配置したり(たしかにあちこちに居る)、どんどん改善しているそうだ。まだ夜は悪いガキが溜まる場所もあるけれど、大きなバッグや金品を持ち歩かなければ男は大丈夫、と。それはまあ、どこでも同じだわな。以前はタクシー強盗のガキがタクシーの窓に向かって投石してたんだってさ(笑)。どんだけ本気なんだよ。
まあとにかく、そうやってまずはキレイに、センシンコクになるのが今の目標だものな。あれもこれもと一度に求めてもしょうがない。今までの外れっぷり(笑)はたっぷりあるんだから、キレイになり終わって外し始めてからはもっと面白いだろう。