帰りバス

キンキンに冷房が効きすぎて7時前に目が覚めた。自宅では自分にだけ優しく25度を越えない生活をしているオイラが寒いのだから、20度は切っているぞ。地図上でホテルからターミナルまでは10分あれば着くから、8時に起きてメシ食って準備すりゃいいだろ。寝よ寝よ。


メイドのおばちゃんが「セニョール、掃除していいですか」と呼ぶ声で目が覚めた...9時過ぎてんじゃん(涙)。あぶねー。メシも食わずに荷物まとめてチェックアウト。緊張しなくなったのはいいが、しなさ過ぎも問題だと反省。
10時過ぎにターミナル着。朝飯はターミナルのコーヒースタンドでマフィンとコーヒー。だんだん薄いコーヒーに慣れて来た自分がちょっと嫌だ。

バスターミナルはかなりしっかりしている。

外はこんなカンジ。どこもいっしょ。

外の屋台で昼飯用のパンを一個買って乗車。帰りは脱いで窓際に座る恐い人もおらず(笑)、外は雨。暇だ。体中にアステカなイレズミの兄ちゃんが乗っている。よくみると、オイラの周りのおじさんもポロシャツの裾から墨が見える。こういう人もニホンのセントウのように、海水浴なんかしてると子供から「おかあさん、ケツァルコアトルが泳いでるよ」とか言われちゃうんだろうか。それにしても、ひまだ。本を読もうにも、山道をぐるぐる抜けて行くので車酔いしてしょうがない。

3時間走っていったん停止。アナウンスはないが、しばらく待っても動かず、その兄ちゃんなど前方に座って居る人がドライブインに買い物に行ってるし、外で一服することにした。
それを見ていた他のおじさんおばさんが次々と降りて来てトイレに向かい始めたところで運転手登場。ここで休憩を取るつもりじゃなかったらしいが、おばちゃん8名が「なんであたしたちトイレいっちゃだめなのよ、あの人も行ったわよ」と抗議して見事に敗退(笑)。たぶんおばちゃんが世界中で一番強いよな。

買って来たパンはたまごと砂糖が入っていて、よく腹にたまった。平地に出てから流れているDVDの字幕の表現をメモしたり、西語の教科書を引っ張りだしたり、おつむちゃんから貰った色川武大を読んだり。

百 (新潮文庫)

百 (新潮文庫)

観光ばかりでこういう時間がないと疲れちゃうからね。独り遊びは割と得意な方なんです。よ。