2週間でみるみる本が読める(効果がなかったら全額返金します)

なわけねえだろ。借金がまた太り始めて、どうにも先に進みませんです。この調子だと100はムリかなあ。現在-8冊(リバウンド)、32冊目。

線文字B―古代地中海の諸文字 (大英博物館双書―失われた文字を読む)

線文字B―古代地中海の諸文字 (大英博物館双書―失われた文字を読む)

エイゴで書くと"Linear B"。ニュー・ウェーブっぽい。「リニアーBのBBC未発表ギグ1982年録音」とかありそうじゃないすか。ありそうですよね。ゲストはドン・チェリー。なぜかよく居るドン・チェリータワーレコードなんかの「音響」の棚に群がっている血色悪い兄さんの後ろで「リニアーBの『ミュケナイ』、40分まるまる聴いているとほんとヤバいよねー」なんて言ったら面白そうである。ここはやっぱし「ギグ」な、「ギグ」。
本に戻る。大英博物館双書「失われた文字を読む」シリーズ3冊目。他に楔形文字ヒエログリフ、初期アルファベット、ギリシア語銘文、エルトリア語、ルーン文字マヤ文字。どれも薄いし、訳が実に読みやすい。薄い分、内容はそれらの文字がどう使われていたか、どう発見、解読されたかという概論までがせいぜいなんだけども、十分面白い。お勧め。歴史の授業で、なんで粘土に書いたもんが何千年も残ってるのか不思議だったのがわかりましたわ。城が攻め落とされたりして火事になると、焼けて煉瓦状に固まるんだそうです。今見つかっているのはほとんどそうやって焼かれたものなんだってさ。楔形文字の方には、偽物の粘土板の見分け方も載っております。書く方向が違うそうです。わかんねえです。素人には。
本の内容とは関係ない、不便なところが、図書館にある。これは言語のコーナーで見つけて、言語の分類はまあそのなんですわ、「初めてのスペイン語」とか「旅に役立つ韓国語講座」、「TOEIC870点完璧対策」、そういうマジョリティーなユーザのニーズにフィットするようアレンジされているのですよ。ナウアデイズのライブラリーってのは。ええ。それに、このシリーズをそのまま当てはめるから、こうなる。

  1. ヒエログリフ: アラビア語コーナー
  2. 線文字B: 「その他の言語」コーナーにエスペラントラテン語と一緒くた
  3. 楔形文字: またまたアラビア語コーナー(さすがにわかりにくいよそれ)
  4. 初期アルファベット: なぜか英語コーナー(そういう話じゃないと思うよこれ)

...探しづれえよ(涙)。じゃあ、マヤ文字は一体どこにあるんだと。ルーン文字はドイツ語に無いしさ。