ピースした、おれ今ピースしてた

backbeat2007-05-19

カメラを向けると、テレビ中継の野次馬高校生みたいに集まって首を伸ばす、インドセタカガメ@野毛山動物園。観てるだけだったり、手などをかざしたくらいじゃ全然反応しないあたりが本気です。

「今おれ映った、チョー映った、腰まで」
「ジャンプしろジャンプ」
「こっちカメラ来ねー、全然来ねー」

って感じ。
迷子になった人間のガキが泣いている通路の100m先では、迷子になったカモがやっぱり通路で「おがあさあん(訳)」と鳴いてるし(なんでか柵を越えて、戻れなくなった)、クジャクは放し飼いだし(黒豹の檻の上で豹と一緒に鳴いてた)、シロクマは人形だし(その代わり、僕らが檻に入れます)、なにしろ無料だし。派手じゃないが程よい緩さが魅力です。
降りて来てベンチ脇に止まったクジャクの前50cmに整列した子供達が、目をキラキラさせて一生懸命、みんなで「にっぽん、ちゃちゃちゃ、にっぽん、ちゃちゃちゃ」と手拍子していました。必死に空気を読もうとするクジャクに感心。しかし、手拍子がだんだん速くなり、「わー」と拍手になった時点で限界。笑いを堪え切れずに早足で退散。おまえらはクジャクに何を求めてるんだ。いったい。
こういうのも地域密着と言うのか、下の野毛で普段モツつついてるおっちゃんと同じ調子で「ああ。ああ。あー。あ?...あー。ああ。あ、あー。ああ。...あ?」と鳴いているキジを観ていたら閉館時間。閉めた後は守衛のおっちゃんと動物園通りで発泡酒空豆なんか取りつつ、「おまえら胎生だからポストとか揉めるんだよ、卵は楽だぜ、卵。あれだな、『ポータビリティー』(自慢げに)」なんてやるんでしょうな。
お疲れしたセンパイ(乾杯して)。