ロバート・パーマー

ところで、ロバート・パーマーに外れなし、と言ってはばからずに過ごしておりますが、意外に「...え?」という反応を受けることが多い。知らないってのじゃなくて、名前も顔も知っていて、それなりにロックもソウルも聴く人にも、わりかし言われる。なんでそんなに聴かないかなあ、と思っていたんだが、今日、上のベストを買って気がついた。

ザ・ぱわー・すてーしょん

が主なイメージにあるんですね。なるほどなあ。げでぃとーん、げでぃとーん、げでぃとーん。そんな名前、ベストをiTunesで取り込むまで忘れてたわ。
そうじゃないの。ひっじょーに簡単に言うと、この人は「セクシーなブラック・ミュージックが好きで好きでたまらん。じゃあ、オレはそのフィーリングを白人マナーでカッコ良くやってやるぜ」って人なんですよ。絶対背広は着ると。露骨に肌を出したりしねえと。でもシャウトするぜと。ごっつく揺らしたベースで上等だと。R&Bたら言うて安いスーツ着て気取るなと。オレは完璧なマナーと美意識にソウルもファンクもぶっ込んでるぜと。そういうオヤジ。
だから、ロック受けするようにしちゃった(苦笑)寒い曲もあるが、当たると滅法格好いい。もう少しロック目を入れると、ピーター・ガブリエルの"So"って、ファンクやソウルっぽいのが入ったの、ありますね。あれの元祖みたいなもん。後述するミーターズやら、ファンク・バンドのライブに呼ばれる事も多いんだけど、おんなじくらい熱いシャウトかましておいて、あくまで背広(笑)。終わると挨拶して帰る(笑)。
今日、その店で鬼さんがファーストを買っていた。やっぱり700円だったっけね。

Sneakin Sally Through the Alley

Sneakin Sally Through the Alley

これはJさんに教えてもらったんだっけな。がっつりセカンドライン・ファンク。バックはミーターズだし。パワステ言うてる子はまずこれ聴け。
大変残念な事に、数年前、心臓発作だかでパリのホテルで亡くなったんだけども、これぐらい「パリのホテルで客死」が似合う男もいねえよなあ、と、どんなに異国の話を知っても育ち覚えたアメリカナイズから足を洗えないオイラは思うのです。