避難の一日

backbeat2006-08-26

明日から始まる夏の大売り出しじゃなくて大忙しに備え、自分の用事だけに逃げこんだ一日。
これ前に使った写真だっけね。まあいいや。
昼に起きて、明日は日比谷に行くから図書館へ本を返しに行く。日ノ出町で降りて競馬オヤジと一緒に歩き、WINSの手前の小料理屋に入る。このあたりはほとんどが飲み屋だが、土日は競馬客を当て込んで大体どの店も日中からやっていて、酒も出す。
だから店によっては出来上がった兄ちゃんが昼間っから「オレマジ最強だべ」とオダあげていたり、十何人の酔っぱらいオヤジが車座に座敷を陣取っていたりして、それはそれで観察していると面白いのだが、うざいのは確かだから(笑)免疫の無い人にはまったくおすすめはしない。それはおいといて、ここでちょっときれいな小料理屋を選ぶ所に、それなりの期間このへんに住む人間のコツがある。そういうオヤジは、たとえ土日の昼間だろうが、小料理屋には近寄らないのだ。いくら店が酒も料理も安く手頃に出していたとしてもね。その手頃な料理だけをいただきにあがるわけ。
隣のチェーン定食屋は混雑しているのに、こっちはカウンターに以前も居たおとなしそうな40代の夫婦と、一人客のおじさんだけ。テレビは(土日はどの店も同じで)競馬のCATV。夫婦は普段から常連らしく、ボトルの焼酎を舐めつつTVを観ている。座敷に座ってさんま焼き定食を注文。昼間酒はライブ時以外苦手なのでやりません。塩だけで全然食えるワタ入りのさんまに、濃いめのみそ汁(わかめ、豆腐、青菜)に、たくあん、らっきょう、キュウリのぬか漬け。さんまとキュウリぬかづけの組み合わせが最高にうまい。その後にらっきょう。シンプルだがありがたい。量が欲しい時はおかず2品もできる。こないだは豚肉生姜焼きと桜海老かき揚げにあら汁だった。
別の客が来て「おまかせ」の刺身でビールをやり始めたあたりで退散。愛嬌は少ないがちゃきちゃきしたおばちゃんに「どうもね」と送られて歩道に出ると、パイプ椅子に座った予想屋のオヤジが野良犬みたいな目でこっちをじっと見た。にらみ返してあんまり見ていると金取られそうなんで、早々に図書館へ。