イイシゴト効果

下品に値段の胃酸な話で恐縮だが、これの若干焼けている初版も一緒に買った。150円。

戦国残酷物語 (角川文庫)

戦国残酷物語 (角川文庫)

ちょっと待てっつーくらいのママゾン中古価格(初版1680円)。こういうのが下火な昨今、流れて読み継がれてなんぼでしょうに。やりすぎだっつーの。私は転がしませんよ。
レコ屋でもありますな。いわゆるセレクトショップ系というのか、いいの抜いて集めましたから、その手数料足してよろちくび、ってのが。ああいうのはどうも食指が。セレクトな例外はメカノさん。ここはもうちょっと商売(笑)しても罰はあたらない気がする。
そういや、5月にクマノの案内でいいレコード屋を回ったときに気づいたんだが、いい店はどこもいわゆる100円コーナー(300円でも800円でもいいけど)があって、再発CDが出たり、話題になってしばらく経った定番の盤が平気で置いてあった。ジム・クロウチとかね。で、あれは実になんというか、店の矜持だなあと感心した。安さに誇りがある。「これを敢えてこの値段で出します。だからもっと色々聴いて、うちの店を使ってくださいね」という。わかってないから出してるなんて事は全然ないし(そういう構成になっている)、単なる客寄せでもない。
なんだか、うらやましい店と客の関係だなあと。小銭の遊び方を知ってるなあ、それをやれる双方の懐がうらやましいなあと。首都圏でそんなもん散らばしておいたら即「なにこれ、つーかこいつ価値知らなくね?ケケケ」とかなんとか全部抜かれるだけだものな。薄い。