イイシゴト効果
下品に値段の胃酸な話で恐縮だが、これの若干焼けている初版も一緒に買った。150円。
- 作者: 南條範夫
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 1974
- メディア: 文庫
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レコ屋でもありますな。いわゆるセレクトショップ系というのか、いいの抜いて集めましたから、その手数料足してよろちくび、ってのが。ああいうのはどうも食指が。セレクトな例外はメカノさん。ここはもうちょっと商売(笑)しても罰はあたらない気がする。
そういや、5月にクマノの案内でいいレコード屋を回ったときに気づいたんだが、いい店はどこもいわゆる100円コーナー(300円でも800円でもいいけど)があって、再発CDが出たり、話題になってしばらく経った定番の盤が平気で置いてあった。ジム・クロウチとかね。で、あれは実になんというか、店の矜持だなあと感心した。安さに誇りがある。「これを敢えてこの値段で出します。だからもっと色々聴いて、うちの店を使ってくださいね」という。わかってないから出してるなんて事は全然ないし(そういう構成になっている)、単なる客寄せでもない。
なんだか、うらやましい店と客の関係だなあと。小銭の遊び方を知ってるなあ、それをやれる双方の懐がうらやましいなあと。首都圏でそんなもん散らばしておいたら即「なにこれ、つーかこいつ価値知らなくね?ケケケ」とかなんとか全部抜かれるだけだものな。薄い。