博打

今日読了。62冊目。

日本のギャンブル (中公文庫)

日本のギャンブル (中公文庫)

特に「紀田おっかけ」を意識しちゃいないんだけれども、面白そうだなと思って手に取ると、著者が同じ。いや、それは余計に紀田さんファンなのか(笑)。ファンです。初期の遊戯や呪術の傾向が強いものから博打に移り、それが次第に社会に(必然的に)飲み込まれて拡散するあたりなどなど、勉強になる。双六、丁半、さいころ、富(宝)くじ、花札、競馬、パチンコ、その他色々な物を使った様々な博打。「うんすんカルタ」ってのを初めて知りました(すいません)。一度見てみたいな。...い、イヂマンゴセンエン!?DS Lite買えるじゃん。とほほ。
こういう博打の歴史や変遷を追った本というのはほとんどなく、この本の前にある主立ったものは2冊くらいしかないそうな。そのうちの1冊は宮武外骨のもの。文庫になってる。
刑罰・賭博奇談 (河出文庫)

刑罰・賭博奇談 (河出文庫)

刑罰の歴史「私刑類纂」と併録。監修は吉野孝雄さん。外骨を文庫でひょいひょい読めるのは、ひとえにこの方のおかげです。大感謝。ママゾンでは微妙にプレミアだけど、図書館にあった。読んでから買うか決めよう(買うんだろうけどね)。