役得

この項は多少、作り入ってます。結果は事実です。

「さいとうさん、"Code Complete"って持ってないっすか」
「ああ、俺は無いけど(職場で)持ってたろ」
「いや、探したんすけど、ないっすねー」
「だれかガメてんじゃねーの」
「聞いて回ったんすが、やっぱ無いみたいっす。見た覚えあるんすけど」
「...じゃあ、買うか。第二版出たし」(キラーンと頭に計画が浮かぶが顔に出さず)

CODE COMPLETE 第2版 上 完全なプログラミングを目指して

CODE COMPLETE 第2版 上 完全なプログラミングを目指して

CODE COMPLETE 第2版 下 完全なプログラミングを目指して

CODE COMPLETE 第2版 下 完全なプログラミングを目指して

「そっすねー。わかりました、じゃ、あの」
「あー、ちょい待ち。俺が買うよ」(落ち着き払って)
「え?」
「事務手続き面倒だろ。それに皆借りにくるだろうし、そのとき(部課が違うと)人に貸しづらいだろうから、俺んとこで買って皆に貸しますよと。で、当面お前に無期限で貸してますってことで、どうよ」
「...でも、いいんすか?」(面倒な手続きを、オレが引き取るとは到底思えない顔で)
「いいよいいよ」
「すいません、ほんとありがとうございます」
「今、メールで頼んどきます...そういやさ、C99のJIS、探してなかったか、お前?」
「あー、そうなんです。手元でじっくり読みたいんですけど、足りなくて」
「実はこないだ別用で、予備入れて2冊買ったんだ。要るか?好きに線とか引いてもいいよ。会社のだから」
「えー、いいんすか!!」
「どうぞどうぞ。"Code Complete"は、うちの**費予算で処理しときます」
「来週には来ますかね」(めっちゃうれしそう)
「GW前にはなんとかなるんじゃないのかねえ。処理がうまくいけば」
「はい!!ありがとうございます!!」

...なんだか尊敬までされるのはアレだから、ロバの耳である日記の方に書いとこう。メールには

Write Great Code〈Vol.1〉ハードウェアを知り、ソフトウェアを書く

Write Great Code〈Vol.1〉ハードウェアを知り、ソフトウェアを書く

これも載ってるアルネー。わはは。普段からやたらと本を発注するが、だからこれ以上本を買うのは職場でもなにかとまずいのだが、そういうわけでもこのバヤイなら、「でもこれだけは、プログラマーの若い子が、どうしても読みたいって言うもんですから」と言えば、だれも文句はアルマイト(笑)。他人の若さを利用する。これ中年の常識。もっと皆オレに本とか頼め。よく頼め。
本当は自費で買っても良いのだけど、なにせ厚い。特に最近のコンピュータ関係は馬鹿のように厚い。内容がいくらすばらしくても、狭い家には絶対置きたくないし、これを持ち歩くくらいならPowerbook持って歩く方が間違いなく楽だ。だから会社様に買っていただく。読み終わって数年経って、それでも大事だと思う本だけ自分で古本を買う。これ会社の犬の常識。
でも職種上、ベネスエーラは買えませんので念のため(笑)。