補充

さてその飲み会で、俺が100冊読みますヘヘヘと言ったのに即反応したのは先輩の塚ボン。

あれ、無理だよ。3日で1冊でしょ。

さすがデス。いわれない幾多の死の行進を続け、ついに「川崎の海賊船」とまで言われるお方、アルコールなど屁とも思わず冷静に、スッケジュールとワークプロダクツをおエスティメイトしはる。もちろんコスト面も見逃さない。

だいたい、積ん読なのに、また買ったらだめじゃん。どうするの100冊も。

そして浅く安いこの私はやはり

いやもーね、図書館使いまくりっすよ。

なーんてうっすーいミチュモリでかわしたツラして別れた翌日。通りがかった大型書店の前に「厚くなくて『やっぱり欲しい本』ならいんじゃね。どのみち買うんでしょ」なんつう、ケン・ラッセルの「ゴシック」みたいに爪むいた悪魔が現れた。きゃつはそのまま店内のエスカレーターにしゃがんで乗り、文芸書の階まで上っていって、エスカレーターに巻き込まれて死んだ。
哀れなものよと思いつつ血糊の付いたエスカレーターを踏み、あえて階を回る。東洋の賢人アケミ・エドは「ちょっとの甘い罠には/はめられてみせる/弱いやつらのオツムにゃ/せこさ加減がちょうどさ/心の持ちようさ」と歌ったのだよ。たまにこういう言い訳を素で女性にする若者が居るが、それは間違いなく寒い失敗をするから、信じないようにね。
えーと、ちょっとキャラ剥がれ気味だが。

瞽女さん―高田瞽女の心を求めて

瞽女さん―高田瞽女の心を求めて

バサラ人間―イラストーリー

バサラ人間―イラストーリー

伝奇集 (岩波文庫)

伝奇集 (岩波文庫)

中身のどうこうは置いても、どうですかね、このジャケ(表紙)の当たり具合は。家に着いて袋から出して気づいた時は、思わず自賛してしまったぜ。ボルヘス格好いいなあ。
最初のはCDもついてて実にお得。以前出たCDがあるのだけど、全然見ません。