未練

職場の娘さんが、最近完全に末期なデスマアチの人によく呼び出されている。本気の粘土松で末期でデスで、なによりその本人達が子供みたいに無節操に散らばしたのが原因の最悪の状況で、しかも彼女はソフトウェア開発とは関係ない仕事なのだけれども、彼女の仕事上、どうにも彼らだけガン無視、ってとこまで持ち込めない。まるで尻拭いなのを、頭を下げてやってもらっている。

彼女「はあ...戻りましたあー」
オイラ「いやー、ご苦労様です。すいません本当に」
彼女「いえいえ、Mさんとさいとうさんに言われたとおり、最低限しか手伝ってませんから」
オイラ「それにしたって、ねえ。ホントすいません。ありがとうさまです。今日は早く上がってください」
彼女「...それにしても、あのひとたち、あんなになっちゃって、それでもどうにかなるとかって、ずーっと何ヶ月も、」
オイラ「そうそう、もうねえ」(せめて愚痴聞きますよモード)
彼女「...あのね、あれってね、男女が別れる最悪のパターンだよね(断言)。」
オイラ「んふがははははは」(初手でいきなり意表突かれすぎ)
彼女「いやでもそうでしょこれ、さいとうさん。もういまさら無理なのわかってるのに、未練で会ったりして」
オイラ「わはははははいやちょっと待ったちょっと」(ツボで抵抗が間に合わない)
彼女(もう例えが止まらない)「あいつら、『もう来ないで』って言ってるのに夜になると寂しいとか言って」
オイラ「なははははははははは。やめろっつーのに毎晩電話かけてな。がははははは」
彼女「それで、やり直すわけないのに『まだやり直せるかも』なんて言って、ズルッズル、ズルッズルやってるの。絶対そうだよあれ。だからもてないんだよ。
オイラ「なははははははわはははは」

譬えとして本論と論理の整合が、なんて気にしちゃいけない。むしろその、溺れて藁をも掴む人間に「いっつも同じジーンズ履いてるから臭いんだよあんた。そこで洗え!!」とでも言い放つような理不尽な鋭さ、それを言わずにはおれない、愚痴としての深刻さを汲みましょう。よっぽど臭いんだよ、そのジーンズは(大笑)。ひさびさのヒット。あー腹痛い。
その後、うちらは「そういう男をまた『なんかかわいそう』とか言って入れて泊めちゃう子が居て」などと、確実に抱腹絶倒でぼろくそなタトエに入りそうになって、さいとうさん、もう涙が止まらなかったのですが、関係外の人が来たのでおしまい。
しかし意外に、たとえば10人超えるプロジェクトなら、もてるかどうかで成否を判断するってのはいいかもしらんね。占いのレベルだけどね(笑)。いわゆるモテで派手でも、中身がカスなら全員はついてこないし、非モテ、でいいんだっけ表記は、でも、誠実ならちゃんと理解者も居るもんだし。仕事する年になりゃあ、誠実さの魅力は分かるものだし、ね。ちなみに「10人も居れば」という「たとえば」の根拠は、「十人十色」だというガッカリ落ちもご用意致しておりますから、そういう方がいい人はそっちで落ち込んでいただいてもいいですけれども(笑)。