その帽子は辻野だな

今日行くまで全く知らなかったんで、書いておく。
探偵事務所5
その林海象が新しく撮り始めた探偵もの。黒いスーツ、黒いコート、そして中折れ帽。ガッチガチな格好の探偵(全員500番台の番号がコードネーム)を擁する創立60年を誇る探偵社のお話。場所は、川崎湾岸地区(笑)。わっはっはっは。設定見て大笑いしたぜ。チネチッタあたりを夜歩いてて、帽子の子見たんじゃないの林ちゃ〜ん(なれなれしい)。いやね、夏に飲み友達がみんなパナマ帽被ってたって書いたでしょう。今、そのまま秋冬になって、まずはスタンダードに黒い帽子買ってるの(笑)。夜にその小川町あたりをうろつく友人知人の方々が、ゲイシャ・ガールがストラト弾いてるような長Tに黒い中折れ帽を被ったりしている。
話を戻して、当面はインターネット経由の無料配信(1話30分程度かな、まあテレビドラマサイズ)を26話と劇場映画2本。500番台が全員、100人埋まるのを目標に、いろんな探偵のいろんな話をやるそうです。濱さんはヒーローに取られ勝ちだから、これはいいんじゃないっすか。上のページからたどると予告編と第一話が観られる。これが結構面白かった。柏原収史のフツーっぽさと石橋蓮司のハードボイルド+川崎オヤジっぽさ(お茶うがいとか)の対比が実にしっくりくる。うがいにしっくりくるなと言われそうだが、そうなんだからいいじゃねえか。サイコサスペンスがバカみたいに流行り、その後堤、工藤と来て、他にも居るかも知らないが三池とかもあるんだろうねショッキングさなら、で、妙にそのショッキングなあたりだけ盛り込んで「登場人物の言う事は実は全部ウソ、すぐ暴力、すぐ切れる」話ばっかりになり、すっかりうんざりしていた所に、「さわぐんじゃねえ」と一喝して話を聞かせる探偵が登場。期待しちゃいます。音楽は濱マイクと同じめいや Co.。張紅陽と浦山秀彦(Asa-Chang & 巡礼)がその中の人だと知ったのもびっくりだが、せかちゅーまでやっていたとわ。びっくりすぎだよ(笑)。
まあとにかく、昔よくあった池袋名画坐を始めとする単独公開シアターの協力チラシがまだ全然ないベティにチラシ置いてるし、林作品はかけるようなので、ベティで封切りから見られるんじゃないかな。ネットの方は月2回新作が入るようだから、その都度チェックだ。
さて章題にした辻野は川崎にある帽子屋さん。入って見てると「お客さんにはこれですかね」と立派なソフト帽をスパッと選んでくれるような。オイラが入った時にはまさにヴェテランのおかあさんが相手してくださった。普段は帽子が好きで継いだ息子さんが応対してらっしゃる。上のサイトも彼の作だそうだ。やっぱり好きなだけあって格好いい帽子被ってますよ。実を言うと、先日の昭和ナイトのとき、スタート前の準備が終わったあたりで「かずおちゃんも帽子かぶりなよ。辻野行っといで」とCABINさんに言われ、じゃあ一発買うかと飛び込んで、選んでもらったソフト帽が気に入って買い、そのまま被って店に戻り「スカイレストラン」をかけた。いいお店だよ。まあ、衝動買いするにゃあ、キャップの数倍値が張りますけども(笑)、それは言えばよし。