気にしい

先輩のpattoriさんが引っ越してからBlog(まあBloggerで書いてるんだからさ)を書き始めて、こんなん言うていた。

どうも文章の質を維持するところまでは手が回りません.こうやって毎日書いてみると自分の文章表現力が乏しいのが分かりますね.

いや全くで。いや、pattoriさんは全く乏しいねって意味じゃなくてね(笑)。毎日書いてると、自分ってなんて語彙が少ないんだろうとか、そもそもその「とか」だよ、どうして毎日毎日そうやって「とか」って書くオレとか(ほらまた書いた)、本当に実感しますね。ま、段々慣れてトカトカトカトカトカトントン書きまくるようになるんだけども(やけっぱち)、毎日仕事やらでも文書を書くし、駄文ならメールでもたくさん書くのに、なんでこういうのは特にこう、気持ちが自分の文章と図らずも向き合ってしまうんでしょう。なんかねえ、無駄に語尾とか気になる。あと単語、言い回し。ここね、最初「とか」で全部つないでたけど書き直した。あはは。
「そりゃだっておめえ、日記だろ」と思う方もいるかも知らないが、でもそんなになんつーか心情の吐露が私小説のようにとろとろと書いてある訳でもない。どっちかっつーと不特定多数へのメールに近いかもしらんけど、どうもメールのような書き捨て感、音の言葉のような「伝えておしまい」の感じがない。でもちゃんとした文章よりは書き捨てに近いんだよな。その半端というか、今まで書いたことのないスタイルなのが、却って落ち着かなくて自分の文体なんかに目を行かせるのかもしらんねえ。どうでもいいっちゃいいトカトントンな話だけど、書く方はなんだか気になって、些細な「飲んできたイエー」なんて文を、意外に何度もためつすがめつ校正してたりするのよ(苦笑)。いやーむしろ「きました、イエー」かな、とか本当にどうでもいいことを(笑)。
それに絡んだ別の話。先日のカエターノやChina Dollsのことを書くと、最近はそんな大きめのイベントも告知から販売、感想までWeb上で見られるようになっていて、ライブ後にそういうサイトの方がどこからかうちを探してリンクしたりトラックバックを打ってくださったりします。これはとてもうれしい。のだけど、やっぱりどうにもちょっと恥ずかしい。先日のカエターノ・ヴェローゾなんてアンタ、サイトのページには中原仁さんによる演奏曲一覧があり、他にリンクしてる感想サイトもとても熱心で丁寧でためになる(http://www2.atwiki.jp/caetanovelosojapon/pages/9.html)。さすがブラジリアン・ポピュラーの至宝、...って中にこのバカが平然と乗っかっていて、飛んでみればチャーハンだカツ丼だと。いや拾っていただいて大感謝なんですよ。
いろいろ気にしすぎなのかねえ。そういえばシナ千代@ウブさんが書き方について挙げてましたな(id:wetfootdog:20050517:p3)。適当ライティング。読んだときはわははと笑っていたが、そうかこれかとはたとひざをうつ。さすがはてなの鶏卵、じゃなくて慧眼。オレもこれでいこう。
あーっと、これがオチてないのはシナ千代さんのせいでなく私が飽きたからです。はい。