China Dolls来日公演

で遅刻しつつ会場着。近所のおっちゃんが店員に「あんたんとこの客が夜中騒いでうるせえ」と文句を付けているのを抜けると、そこは、黒服スペース(大笑)。うっわー、まじこれ、うわ本気だこいつら、うっわー(大笑)。すげーよ、なんか店員みなガングロ茶髪黒服っすよ、なんかココナツの臭いしてますよ、あっはっはっは、本気だよ本気だこいつら。うわ、なに、「ドリンク代500円頂きます」って言われた!!まじ!?いや払うけどさ、天井鏡張りでVIPルームありで壁になんかお父さんが書斎に大事にしまってたようなブランデーボトル飾ってる店の入口で、金ぴかのネックレスして真っ黒いスーツ着てキミは「ごひゃくえん」集めとるとですか。うわーちゃんとお釣りもいっぱい持ってるよー。よくわかんねえシャンデリアの下でスーツ着た茶髪がキヨスクにある小銭ホルダーからおつりくれたよー。もう死ぬ。マジ死ぬ。死んだ。死ぬとき。死ね。
中は、ええっと、よくライブハウスの一番後方にPAがあるでしょ。PAと背中合わせにバーカウンターがあって、客はカウンター側から入って飲み物を買い、ステージ側へ回り込むレイアウト。千円渡してあげたのに黒服がお釣りと丸井で売ってる紳士服の商品タグみたいのをくれたからカウンターでハイネケンを頼む。が、目の前のガングロは一向に動かない。喧嘩売ってるのかと思ったが、どうも単純に巡りが悪いようだ。
ライブの客は、アイドル狙い率60、バックパッカー率40(笑)。なかなかの盛況。大体主催者側からしてカウンター横で持ち込みの、屋台で焼きそば入れるようなケースに入れたソーセージ、サランラップで巻いたグリーン・カレー・サンドイッチ、タイで売ってるらしいカクテルなどを売っている。全然気取りもなにもなく皆それを買ってワシワシ食って声援を飛ばす。いい環境だ。
そのチャイナさん2人はタイのみならず東アジア圏ではすごい人気(詳しくは拝殿の所から飛ぶか検索してくださいまし)。以前ライブ映像を見た時はなんだか違う気合いの入っちゃってるJPOPアイドルの某みたいに見えたけど、全然そんな事はなくて、1曲歌う毎になにやら2人で姦しく話して笑い、客にも話しかけ、日本語で「恋のバカンス」を歌った時に歌詞を忘れちゃってからかい合って笑い、でもすごく練習してたのに忘れたのが悲しくて急に泣いちゃったり、一変して歌や踊りはすんごい一生懸命と、こりゃあ人気になりますわ。無理なカッコつけが全然ない。
ガラにも無くニコニコしながらソファー席(これがまた低い天井は総鏡張りでテーブルのプラッチック天板の下に電球が入ってて)でムホムホとサンドイッチを食っていた横は皆中年のおじさんおばさんがゆっくり座っていてですね、皆「うーん、いや、初めて見たけどかわいいなあ」「そうそう、かわいいね、元気で」とベタ惚れのご様子。途中一服しにカウンター側へ出たら、件のクロフカー達も興味津々でライブを見つめ、パンフを読んでましたよ。ははは。よろしい。
ライブが終わって写真撮影が始まり、黒服達まで撮り始めた(笑)のを見ながらお先にさらばいばい。拝殿お疲れさまでした。PA席に居たから言わなかったけど、OTA96の比じゃなく、顔が本気で疲れてましたよ、あなた。しばらくゆっくり休んでくださいまし。