魚と八十八カ所

この数年インドのバンガロールに駐在している上司がいて、半年ごとに現地と日本の仕事の調整やらで戻ってくる度に、横浜周辺で和食を食わす会を先輩と計3人で開いている。今日はその4月の会。向こうにも和食屋はあるんだけど、気候風土が違うので、なかなか刺身で美味いしまった魚が安く手に入らないんだそうだ。そりゃそうだ。心ゆくまで魚だけじゃなく空豆だの筍だのを塩だけで食ってもらう。こっちも食ったけど。
酔っ払いながらもオレを心配してくれ、当分頭を使わず体を使ったらどうか、彼の地元の四国でお遍路参りでもすりゃいいぞ、と冗談で振られたんだが、素で「面白そうだなあ」と考え込んでしまい、「さいとう、宗教の絡む話は嫌いか?」とまで気を遣わせてしまった。いや、今の貯金でいつ頃どれくらい回れるか本気で計算してただけなんですよ。会社辞める場合も含めて(笑)。携帯あるからいつでも日記書けるしね。
そういや座頭市も回ってたっけなあ。「座頭市海を渡る」だっけ。山賊がわけわからんで、しかし話はとても面白くて好きな一本。