交換
例のMacbookの汚れ(アップルが正式に無償修理を始めたので更新されてませんが)の修理から、一週間で帰ってきました。早かった。ガワ替えるだけだしな。がしかし。明細によると(写真のが付いてくる)、
- トップケース、ディスプレイベゼル交換
- ヒートシンク交換、スポンジ追加
- HDD交換、初期化リストア
スポンジだHDDだと、一体全体なにをしてくれてんねん(大笑)。換気の小さい穴に汚れが溜るらしいというのは読んだが、本気で中から入れ換えるんだな。ともあれこれで一安心。...じゃねーよ。ほんとに全部消えちゃったよう。入れ直しだよう。だからfinkでまた入れ直していたら、またまたsvkが動かない。ぬー。
通知三昧
ニッチ過ぎるのか、あんまり話題じゃないので書いてみる。Growlの話。
GrowlっつーMac OSXのソフトウェアがあります。リンク先の"Screenshot"を見ればわかるが、よくメーラが「メール*通届きましたよ」なんてバルーンを出すでしょう。あと、あれだよ、Windowsの「使用していないショートカット」。ああいうちょっと出るバルーンだけをやるソフトウェア。プラグインで他のアプリからの通知にも対応したり、通知だけを送るコマンドもあるから、これを他のアプリから起動するようにして、「iTunesの曲が変わりますよ」「DHCPリース更新しました」「コンパイル終わりました」などの、「いちいちウィンドウを出してチェックしたり、メールで送ってもらう程の事じゃないんだけど、一応知りたい」くらいの情報を表示する。恒例のいい加減な例だと
% ./configure && make && make install && growlnotify "Build suceeded"
なんてやって放り出してメールを書いていれば、画面の端にメッセージが浮かんできて(もちろん今のフォーカスを奪ったりしない)、はいはい後で見ます、とメールの続きをそのまま書いているうちに、勝手にフェイドアウトしてくれる。古い人にわかりやすく言うと「なんでもbiff」です(笑)。あ、biffは消えないか。
で、これが結構癖になる。Web、RSS、メール、IMなどなど、今現在の情報を受け取るサービスは多いんだが、こういう通知を受けとる「だけ」のツールは意外にない。意外に、そう使いたいものが多い気もする。例えば未読。「RSSリーダが未読ですよ」と来るのはいい。が、クリックしない限りいつまでも「未読ですよ」と表示してるのは、ちょっと厭味な気がしませんか。
Growlの有名(笑)な例を挙げよう。RubyのTDD支援ツール群ZenTestのautotest。ディレクトリを監視してて、変更があると勝手にテストを走らせてくれるツールなんだが、リンクを飛んだ先の動画にあるように、勝手に動いてテスト成績だけGrowlに飛ばしてくれる。同様に典型的な例はCIの結果もあるかね。Yahoo widgetsにちょくちょくある。あとは、CVSなどのコミットログメールもあるだろうな。詳細はdiff引けばいいんだもの。
もう少しだけ(笑)プログラミングから離れると、きょうび無いかも知らないが、ファイル転送中のquota監視とか。「あー、そろそろやばくないすか」なんての。あるいは、今syslogなんかに投げているdaemonの愚痴や嘆き(笑)にも、向いているのがあるかもしれない。GrowlにはHardware Monitorってのが付いてきて、これを走らせておくと、デジカメやらCDROMマウントはもちろん、スリープ後に無線LAN再接続なんてのも表示してくれて、結構助かる。
アプリケーションだとダイアログ、随時裏で起動しているプログラムだとログファイル、という情報通知手段があるけれども、他にポップアップという手段もある。ここまではまあ、普通。前からしくみとしては作ってあるものもあるし。でも、これを1つのサービスとして使えるのは、簡単な割になかなか便利だなと思った。好いところは、
- 読むけれど、今は真面目に読まなくていい(横目でいいし、今の作業はほぼ中断されない)
- 横目だけど、連絡があるので、安心はできる
- 消さなくていい。自分で消える (元の情報は別のファイルやメールにあるんだから勝手に消えて全然OK)
- 未読処理しなくていい (勝手に消えるし、必要ならどうせまた来る)
- 大量に来ても割と平気 (消えるから)
- 統一されている(意外に大事。横目の目線があちこち言ったら、横目にならない)
かな。まあ、元々はnotification centerで遊んでただけなのかもしれないけどね(笑)。あと見ためも大きいな。
最近は世界に散らばる小人さん(笑)のおかげで、他のプラットフォームでも似た実装があるみたい。
Windowsのsnarl以外は全てコマンドラインからも飛ばせる(SnarlDIS.exeがそうなのかもしれない)。上と対応させてプラットフォーム名で書くと、
MacOSX: % growlnotify -m "message" "title" Gnome: % notify-send "title" "message" KDE: % dcop knotify default notify eventname "title" "message" '' '' 16 2
Ruby bindingはruby-growl、ruby-snarl、ruby-libnotifyがある(全部RubyForgeにある)。Growlはリモートホストからも簡単な認証付きのUDPで投げられる(ruby-growlはGrowlが無くても動く)し、ruby-libnotifyはGtk+のストックアイコンも使える(--icon=gtk-yesのように指定)など、詳細はいろいろありますが。どれにしろ、使いではある気がするにゃあ、という話。通知をUDPで待ってそれぞれのプラットフォームでnotifierを起動するdaemon/サービスを書けば、どこでもノーティファイ。とかなんとか。
...という、上の話は、お気付きの通り、Growl以外、ほとんどそのZenTestのautotest/内を見て初めて調べたんですがね(笑)。あの動画みたいにやりたくて増えたみたい(笑)。やっぱ動画重要。なのでlibnotifyのをテケトウにでっちあげてRubyForgeのpatchに投稿しておいた。入れてくれるといいな。
やってます
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ボルヘスなんざもう散々むつかしい評論があるだろうから、ベタに面白いとこだけ挙げよう。
...以上が、つまるところ、わがアルゼンチンのかつての暗黒街の歴史である。ニューヨークの昔の暗黒街のそれは、もっと目くるめくものだが、同時にもっと不様である。
かかか。いいねえ。そう言えば黒づくめに臙脂色だかのスカーフしてる男が出てきたな。
さて、その不様な人達はメニューを持っている。20世紀初頭価格。
片耳切り落とし 15ドル
脚折り 19ドル
脚ぶち抜き 25ドル
刺し 25ドル
大仕事 100ドル以上
当時の物価情勢に疎いのですが、大仕事が2人を半身不随にするのと同等以上なのは、「脚ぶち抜き」からわかります。「刺し」は和訳の成果だと思う半面、是非「たたき」の場も用意して頂きたかった。