Q

backbeat2006-05-16

連休追憶。神戸元町ちんき堂に、いちファンとして(笑)伺って購入。ファンです、はい

これはジャケ買いが半分、春陽文庫ってあんまり見ないんだが、結構そろってたのが半分。「一日神戸でも行ってこい」と一人で放流した友人諸氏の気遣いに感謝。やっぱ一日くらいはそういうのが無いとね。

「どっちだ?11番地」
「なにこの(中華街の)人。おめーら本当は『そんなに胡麻団子好きじゃないけどー』とか思ってる癖に洒落たフリしてコノヤロー」
「あれー、また同じとこに出たぞ」
「トイレがみつかりません。なかなか良い便意なのですが」
「...あれまあ、店なんかねーや。はずれちゃったよ」

...なんてのの末に「おおー、ここだここだ」みたいのが、旅行には必要。わかってらっしゃる。トイレは前もって済ませておきましたよ。
きれいに整った板張りの店内に本棚。広くはないものの、棚がやたら充実してます。本来ならここで掘り放題になるべきでしょうが、これだけ充実してりゃあ、どれも外れはないでしょう、と、見るからに良いものはすべて置いてジャケ買いしたのが写真の文庫。「ヘッドフォンしててテレビ番組なら、QじゃなくてCueだろ」なんて、少しでもキャバ嬢にモテたい親父みたいな素のツッコミは止めてね。このジャケでタイトルが「Qを出す男」だから買ったの。もうちょっと、無駄にオチチまで緑な女の子の身も考えろ(よくわからない切れ方の例)。
一緒に最新の「猟盤」シリーズもお願いした会計は、今考えるととても安くつけていただいたのだが、ちんき堂に来たうれしさ(笑)で、そのまま会計。すいません。割と固まってる(笑)オイラに、戸川さんが話しかける。うろ覚えなので嘘があるかもしれませんが。

「あ、これはやっぱり、表紙というか、ジャケ買いですか」
「あ、はい。格好いいです、これ。」(無駄な緊張)
「島田一男はよく読んでるんですか」
「いえ、全然知らないんですが、おもしろいんですか?」

我ながら冴えない返事だ。店に並べた本人に面白いかと聞いてどうする。商品お仕着せのコンビニじゃあるめえし。

「いやー、どうでしょうね、結構今は売れてる作家みたいですよ。いいですよねこの表紙」

気を遣っていただいて申し訳ない。相変わらずに野暮天が全開なオレ。こういうお店が近くにある人は幸せだろうな。
他には福永武彦の「草の花」(100円だっけな)と国本武春のCD「For Life」(600円)。どちらも安い。まあ十歩譲って国本はともかく、福永武彦のそれを旅行先で買うか30.5代、とさぞかし言いたいだろうが、安いしちょうど探してたんだからしょうがねえ。ぜひまた寄りたいなあ。
ところで、はてなに日記がある(id:chinkido)のに、今気づいた(笑)。行く前に多少でも読んどきゃよかった。

青空

青空はいいよお、いのうさん。空はいいなあ。
...卒業かかってる単位を相談しに行った生徒に、なんかそういう文句をたれたと噂の先生の話を思い出した。一応、卒業できたらしいですが。
それはさておき、2005/09までの文章を収めたDVD-ROM付き書籍もでてますよ。

インターネット図書館 青空文庫

インターネット図書館 青空文庫

途中まで読んだままだけど、やってる人、今は休んでる人など、マイペースで地道に活動に付き合ってる方々の姿がいい。こうじゃないとこんな壮大なプロジェクトは進まない。途中、参加する方はなにかややっぱり本が好きで参加するのだけど、その好きな小説なりの一部が突然、容赦なく見開き2ページだけ載せてあるのが面白い。きっちり2ページだから、当然ほとんどが途中で終わる。あとはDVD-ROMを見れと。ひきつけられる。
縦書きビューワー買おうかなあ。ずーっと悩んでるんだが。