環境問題を問う: 海産物編

義母と娘(ィヨメ)と訪れた某アメヤにて。

店「やすいよやすいよー」
俺「お、美味そうだな」
店「でしょう、どうお兄さんこのウニ1,000円でいいよ」
俺「うーん、シラス、ある?」
店「あるよ、こっちのこれ、一皿500円でいいよ」

猟犬親子を放つ。

嫁「シラスひとつ買おうかなあ」
母「いいや、あたしも一緒に買うからもっと安くしなさいよ」
店「いやー、かなわねえなー」
母「ならそっちの乾し蝦も買いますよ」
店「わかりましたわかりました。じゃあお兄さん(俺を向いて)、このウニも負けて、500円でいいや、一緒にもってっちゃって」
俺「あーそう、じゃあもらおうかな」

えー、このバヤイですね。

母娘
日常食材のバルク買いにより、値段を負けさせてラッキー
店の人
どれも値札よりは多少負けてやることで、シラス、乾し蝦のうえにウニも掃けてラッキー
俺の人
あえて罠にかかることにより、シラスでウニを半値で釣ってラッキー

という生態系が、食いつ食われつの関係ができちょる訳です。こうやってかけがいのないちきゅうは維持されておるわけですね。維持を。
これが暴走するとこうなります。

母「じゃあ筋子も買うよ。同じ値段でいいんだよね」
娘「あーいいな、じゃああたしもタラコ買おう。同じ値段なら安いよねえ」
店「あーあ、あーあ、あーもう持ってきな。しょうがねえなあ、もう原価だよ原価これじゃ、もうやけっぱちだ。おい」
店2「あい(なにやら出してくる)」
店「お兄ちゃんさ、この干物パック4つ、ホッケにエボダイ、赤魚とアジ、おいしいよ、これ全部で1,000円でいいや。その袋こっちに貸しな。ウニの横に入れてやるよ」
俺「ええええ」
店「いいんだよ、遠慮すんなよ」

わかりますね。いくらなんでも成魚のメスにしかない魚卵を雑魚の山と同じ値段で攻めるなどとゆうのはダメです。乱獲です。こうなるとセータイケーをイジするためにミセも必死です。母なるガイアっつーかアメヤのホメオスタシスです。簡単に言うとボランティアじゃねえんだよお前さんが代わりに金使ってけよって話です。
しかしヒトとゆうのは傲慢な生き物であり、オレは特にそうなのでした。

「あ、干物はもういっぱいあるからいいや。また今度ね」
「えええええええ」
「干物食いたそうな顔してんじゃねえかよう」

顔かよ(苦笑)。ほんと気が合う台東区


そうは言っても、あんまりミセが可哀想なので、最後に義母が中トロのサク1,000円を2つ買って「これで飲みなさい」とおいらのお土産に持たせてくれた。これでせいたいけいがたもたれるとゆうものだ。こういうのは見習わないといかんですね。むしるだけむしって喜んでるうちは素人、なのは中古レコも同じですな。