世界の食卓から
- 作者: 内澤旬子
- 出版社/メーカー: 解放出版社
- 発売日: 2007/01/01
- メディア: 単行本
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さて、こういう話を書くとまあアレなサベチュの話も出て来る訳で、本書にもネットがひどい云々という言及があった。じゃあちょっとぐるぐるしてみっぺか...Wikipediaやらを飛ばして最初に出て来た2chのスレ。ちゃんとした話もあるんですな。やや教科書的に傾いてる気もするが、見た事が無くてこれだけやれるなら立派なんじゃないかしら(面倒なのはスレ中にも貼られていますから適宜参照のこと)。スレの中にある、いわゆる締め方や衛生の問題はこの本にもあるし、以前紹介した
- 作者: 鎌田慧
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1998/06/22
- メディア: 新書
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肉生産者が扱われる実態を知らないオイラはむしろ、そのスレッドで若い子が真摯に向き合う気持ちにシンパシーを感じる。まあオヤジなんで「いただきます」の気持ちはいいとして。で、いいねえ、と思ったのをいくつか。2chではなくそのサイトであとから付いたコメントの1027。
田舎農家の孫ですが
一度、豚屠殺立会いしたことありますよ。
内臓とったり手伝ったなぁ。そのあと夕飯でその肉が出たんだけど
絶対に残そうとは思えないですよ。
それからなるべく飯は残さず食べるようになりました。
この感覚(と勝手に同調するのはよくないか。すいません)、どう言ったらいいんだろうな。あのオレも、キャベツの芯までもなんとかして食いたくなる気持ちに近いのがあります。悪いが、食うんだから、つぶして可哀想なんてことは絶対ない(つぶす)。で、食うけど、残そうとはオレも絶対思わない。今は腹が減ってなくても。
今週金欠でとか、モッタイナイとか、今後は手に入りにくいとか、そういう問題じゃなくて、残さない。絶対に。冷凍だろうが塩漬けだろうが、ぜってえ全部食うなあ。まずかったら考えるけど、その時はモッタイナさに負け、一人で泣きながら食うなたぶん。とほほ。...貧乏なんじゃね。おれ、貧乏なんじゃね。
同1091。
高校時代、昼飯時に友達が、飼っている花子って鶏の話をした後に
唐揚げすすめてきて「美味しい?」ってきくから「うん」って答えたら
つぶしたばかりだからねって言われた時は本当にもう泣くかと思った
わはは。最高ですね。お友達は一日置いてますから気持ちの整理もできてたんでしょう。あれ、鳥って置かないんだっけ。いつものとおり、間違いはお気軽にコメントくださいまし。