秘技・貝づくし

backbeat2007-11-05

山田風太郎忍法帖に出て来る、敵のくのいち軍団が一斉に「あはーん、してしてーん」となる忍法、あ、いいやそれで別にもう(いきなり投げやり)。いや、投げたらいかん。
先日のA.A.F.(Accidental Akagai Festival)開催者・拝殿と、「そういや50さんが『今日は寿司屋で貝づくしだべ』と言ってましたぜ」「もう見たくないです(笑)」なんて話しつつ、羊肉を探訪していて、二人で戦慄(笑)した看板。あるもんですね。あるべきところに、あるべきときに。
ところで、忍法の方で(まだやる)、味方のくのいち(まあそういう忍法で寝返る訳だ)が敵に捕まるんだが口を割らないので、上の口をナニでふさいで折檻すると最後に下の方から自白するっつー、ンまーすごいわねー若い人って、っていう忍法があったのをよく覚えています。が、あの頃は忍法帖シリーズを色々読んでたせいで、それがどれだったか覚えてない。全部は読んでないけど、大体どれも、

  • 主人公(実は忍法が使えてオトコマエだけど、そうはっきりは書いてない)
  • くのいち軍団(きれい目で強い)
  • もぬすげく非道な事をやる敵

が居て、くのいちはその「あはーんしてしてーん」忍法で懐柔されて惚れた男(主人公)の為に戦って無惨に散り、姫への愛が実るかにみえるけれども、やはり姫は清廉が潔白で気位のハイレベルなAPIでしか話をしないので、純愛と忠誠に終わるんだよな、確か。で、いっつも「いやー、そこはくのいちをゲットして姫放置でしょ」と、公私共にローレベルAPIなオイラは思った。
もちろんこの他にもそういう折檻な敵や頓狂な仲間が出て来る。面白いよね。また読もうかな。