Google意外にLocal

府中出身のフチュウさん「(Google Mapを開いて)そうなんだよねー」
北海道出身のオレさん「なになに」
富山出身のトヤマさん「以前、僕府中に住んでいて、今、そのへんの通りの話をしてたんです」
オレ「へー」
フ「...あ、ここ、ここ実家」
ト「へー、競馬場結構近いんですね」
フ「よく遊びに行って、迷ったなあ(笑)」
オレ「迷うか(笑)...(ニヤリ)あ、フチュウさん、オレの実家見る?ねえ見る?(無理矢理飛ばす)」
フ「うわーわかんね...あ、この小学校行ってた?」
オレ「そうそう...でこれがオレんち」
ト「近いっすね。...なんすかこの、向かいのマンションの名前」
オレ「寒いよなあ。昔っからわかんねんだよ(大笑)」
ト「五稜郭駅から近いすね。今度旅行しようかなと思ってて、五稜郭寄りたいんですけど」
オレ「あーだめ、駅から五稜郭、全然遠いから」
フ「へー」
オレ「すいません(笑)..で、トヤマんちどこ?(ニヤリ)」
ト「あーとね、このへん」
フ「おお、やっぱこの小学校?」
ト「いや、ここは小学校を出てから引っ越したから」
オレ「そうかー」

ここまではまあ、2.0世代には普通でしょう。ではさて本題。フさん、本領発揮。

フ「...あ、ちょっと待って、やらして(ぐいーと、また北海道ズーム)」
オレ「何よ」
フ「たぶんね、オレねもう、オマエんち、覚えた(笑)」
オレ「はあ!?(笑)」
フ「ほらほら。...あーでもここまでかなー。このイカ釣り機工場から右だっけ」
オレ「直進して左っす...なんか、来たことねえくせに、家から徒歩2分圏内まで地図出して道訊かれるの、嫌だなオイ(笑)」
フ「...おお、着いた。**マンションの向かい」
オレ「うるせー(大笑)。じゃあ、トヤマんちは?」
フ「もう全然大丈夫。....富山空港の右を..」
ト「うわー、本当に覚えてる」
オレ「..いや、もっと東っす。**市の***って地名で、*歯科の横を...地図で見ると覚えるもんだなあ、ホント」
フ「..お、あった。この小学校の前の、この通り、だったっけ」
ト「あー、惜しい。一本手前です」
フ「手前だったかあ、惜しい」
ト「大丈夫ですよ、フチュウさん。うち田舎なんで、一本挟んでるここ、全部田んぼだから」
オレ「何が『大丈夫』なんだそれは(笑)。『トヤマさーん』って呼ぶのか」
ト「うちの母親がすぐ『はーい』って出てきますよ」
オレ「地図だよ!!出て来るなよ!(大笑)」

都内から全然違うところに飛ばしてやろうって程度の動機だったのだけど、目の前に居て話している人間と関係のある場所を出されるってのは、かなりインパクトが、衝撃的じゃなくてじっくり来るのが、あるもんだね。3人とも、互いの実家の位置なんて別に知りたいとも思ってなかったのに。この時は言わなかったが、家の単位まで見えるから、「この公園でカツアゲとかあるんでしょ」「やっぱこの本屋でジャンプ立ち読み?」くらいの嫌な思い出(笑)まで簡単に踏み込めそうだしなあ(笑)。