英才

釧路空港からその阿寒まで行くのは車で1時間(法定速度は北海道ルールで)。途中にあるのは信号機2つ、コンビニ1つ。あとは白樺と牛と、鶴。白いか黒いか紅葉か。でっかいどうほっかいどうを実感するのはこのへんです。札幌、函館あたりは全然北海道じゃないんですわ。甘い。まったく甘い。
さて、そういう所に住んでいる甥にとって、「おでかけ」とは父ビテイの車に乗る事以外にない。そのながーい乗車時間、ヤツはずっと父のiPodからFMに飛んでいる曲を聴いている。

ヤツ「ロマンをつかみとれ、てんかいちー」(ドラゴンボール)
ビテイ「...こいつ(甥)、すぐなんでも覚えて、歌うんだよね。かけてる曲」
オレ「へええ。まあ、ヒマだしなあ」
ビテイ「確かにねえ(ニヤリ)」(黙ってiPodを操作し、ブルーハーツに変える)


ヤツ「...おわらない、うたを、うたおおー」
オレ「...お父さん、なんかちょっとヒロトの物真似まで入ってますよ。ナハハハハハハハ」
ビテイ「でしょでしょ(笑)」
ヤツ「おとうさんたち、うるさくて歌が聞こえない」
オレ「ごめん(笑)静かにします」
ビテイ(更に変える)
ヤツ「...ずんずんずんずん、ずんずんどっこ、ずんずんずんずん、ずんずんどっこ」
オレ「(おこられるから必死に堪え笑い)」


加藤茶「♪学校帰りの 森陰で〜♪」
ヤツ「ぱぱや」
オレ「(小声で)パパヤ言えてるでオイ、死ぬ」
ビテイ「(涙笑)」
ヤツ「ぼーくに かけより ちゅーをしたー」
ドリフ「パパヤ」
オレ「ヤツ、意味わかってないよなあ」
ビテイ「全然。でも保育園で、よく一人で歌ってんだってさ、ズンドコ節(涙笑)」
オレ「がははははは」
ヤツ「あーまーい、きっつがあるらおあ」
オレ「あーまだ歌えてない(笑)」

例のアレに動画があった。緊張気味のメンバーが微笑ましい。

ちょうさんカッコいいよな。