れいら

日曜日、そのやさぐれたホームに着く前、鬼さんから呼び出し。中華街までオレが来て、後輩のおつむくんも居ると言うのに顔を出さねえとは何事だと(笑)、棍棒振り回しながら携帯で電話してきた。カレーミュージアム前まで来ていただいて豚尾。客として行くのはたぶん、1年以上ぶりだ。すまぬ。不義理ですまぬ。
2人の学生時代からのヤバすぎる話を聞きつつ(酔った大声でダメゼッタイな話をするのはやめましょう)、先日の神輿で2升空けて寝たしょうちゃん(おめーは江戸時代の大食い大将か)と神輿の写真をみつつ、BGMはなにかのライブでニール・ヤングやロッド・スチュアート。わけわからん。
不振な日曜だけに飲み助には期待(笑)したいしょうちゃんを振り切って皆終電で帰宅したんだが、飲んでるときにオイラは相談があったのだ。最近、どうも音楽ではっちゃけてない。いいのはあるんだが、新機軸がない。なにかないものかね。人間より長生きだけに色々詳しい鬼さんよ、前日ドラムン・ベースのイベントでオール(若えなあ)なおつむさんよ。

鬼「こないだトム・ダウドの映画見たんすよ。で、やっぱ、いいっす(照笑)、レイラ。レコミンツで890円。へへへ」

いとしのレイラ

いとしのレイラ

いいね。涼しくなってきたしね。おれもサザン・ロックは好物だ。...でもこれは、ネオアコだった鬼さんには改めていいかもしれないが、ツェッペリン神なお兄さんの居る友達とベストヒットUSAを観ていたオイラには聞き飽きた感がありまくるのですよ。「ここのギターがさあ」とエアギターかます正田君を思い出します。オールマン・ブラザーズ・バンドはちゃんと聴いてないからいいかも知れないが、正田君とはよくゲーセンに行って、あの頃はハイスコアにアルファベット3文字しか入らないから"AHF"とか"BHF"って、貸し合うクロス・オーバー・イレブンを録ったテープの名前を入れて笑ったなあ。全然関係ねえ。懐かしくもねえ(笑)。
おつむちゃんは「んー」と言ったきり、鬼もそれっきり。なんかねーのかよともう一度訊いた。

だってかずおさん、最近ワールド(・ミュージック)でしょう。

お前ね、それは差別だよ(笑)サベツ。もちろん彼らがレイラを挙げるのにも理由はあって、「ワールドとかフォークを一通り行ったなら、改めてガチなロックを聴いてみると発見があるんじゃないの」という気持ちで勧めてくれているんだけども。


今日の会社の行き帰りで、ちょっとこれはいいなと思った。テテのライブ。

パル・モン・エ・ヴァロン

パル・モン・エ・ヴァロン

まあその、フランスのJack Johnsonです(無駄に断言)。ジャックジョンソンを50Kがかける度に「あ、ベン・ハーパーだ」と言うオレが書くのもなんだがな。ははは。ラストの"Redemption Song"と「魔術師」がよかった。NHKフランス語講座で人気が出たんだっけか。
まあソモソモだ、「ベン・ハーパーって、悪くはないけど、しみったれてるよな」と言って憚らぬ(すいません)人間が、それに近い印象の歌手がギター1本で歌う「リデンプション・ソング」を良いと言っているくらいだから、弱りっぷりが伺える。あそーんぐふぉ、ふりーだむ。たはは。いや名曲だと思ってますよ。本当に。今そういうんじゃないのって話。
なんかねえかなあ。