読んだ

まだまだ積んであります。77冊目。

板極道 (中公文庫)

板極道 (中公文庫)

なんでまた、という(笑)付きのコメントが浮かびます。まあ、なんとなく。淡谷のり子自伝で彼女の叔父が後援したと読んだから、かなあ。道南では、あの辺のフォロワー(笑)なおじさんが色々居たのを思い出した。そういうもんだ。
「先醒(先生)」「生ませる(版画を作る)」など、独特の語法に癖があるし、途中につまんない著名人交友録があるし(本人は恩義があるんだろうね)、典型的な田舎者立志伝の構成だから、あんまりお勧めはしない。立ち読みしてからどうぞ。
オレは(交友録以外)そこそこ面白かった。よかったのはここ。

「(大島で崖から落ち、通行人に助けられた話をしていて)ありがたくって涙がこぼれました。本当のありがた涙でした。いまでも思い出すと『わたくし奇跡的に助かった所』と、記念碑でも建てたいと思うほどです」

あー、建てたい。オレも落ちて助かったら、建てる(笑)。