散歩

backbeat2006-07-08

ずっと家に居て、夕方からやっと、買い物がてら本を図書館に返しに行くことにした。なんとなく図書館のWWWページを見ると最近の借り出しトップ50だかに「ダ・ヴィンチ・コード」が載っており、寄贈歓迎とあった。いい機会なので処分することにした。
しかし、日ノ出町で降りて気がついた。平日は20:00までやってるが、土日は17:00までだった。今は18:00。野坂昭如のアレもあってやたら重いリュックで来たのに、なんとも間抜けだ。明日また行くのはいい。でも今これを家までまた持って帰るのが嫌だ。借りている3冊に読んでいる3冊、そのうえ、さっき100円古本で引いた2冊の上に、これの単行本が2冊入っている。
南蛮屋の2階でコーヒー飲みながら考えて、ちょくちょく寄る古本屋に引き取ってもらうことにした。売りたいと声をかけ、次から次からリュックの本を出して、その人気な2冊だけ残して全部閉まったら、ちょっとがっかりした顔で「(上下巻で)400円。」と即答された。まあそんなもんだわな。
もらった100円玉4枚を、にぎにぎと握ったまま棚を覗いて結局、「審判」と山口百恵ちゃんの自伝を買った。計400円。

審判 (岩波文庫)

審判 (岩波文庫)

「変身」「城」「異邦人」(そりゃカミュだ)はよくあるんだけど(「城」は確か最近新書で再発されたね)、「審判」ってなくない?一度、意地で「審判」の入ってる全集を検索し、図書館の書庫から出してもらった。見事な旧かなの、引っ張ったら壊れそうな本が出て来た。
近場の図書館は「フランツ・カフカ」で探してもカフカ論ばっかり出て来て元の本が書架に無いから、余計腹が立つ。今のオイラは相当に、あらゆる意味で評論嫌いなのだ。語り入れとらんで現物みせんかいゲンブツ。評論は評論でよく読む時期があるので、評論の人はあまりおこらないでね。今はゲンブツなの。
文庫編集部 蒼い時 (集英社文庫)

文庫編集部 蒼い時 (集英社文庫)

昭和芸能シリーズの、一旦の〆。今見て知ったが、amazonではすげえ高評価がついていた(何人かの評者の語彙に問題ありな箇所もあるが(と、自分も問題あり気味に)、でも勧める気持ちはよくわかった)。


さて。今日の収支。コーヒー代、400円。本代はプラマイゼロ。...あ、嘘、その前に引いた本が150円x2で300円あった。しめて700円。
以上。
...安っ。