なんとなく買った本が面白くて止まらない。

世界の言語ガイドブック〈1〉ヨーロッパ・アメリカ地域

世界の言語ガイドブック〈1〉ヨーロッパ・アメリカ地域

東京外語大の各専攻の先生が集まって、世界各地の全45言語(!)について、系統、分布、歴史、発音、文字、基本文法、語彙構成と、姓名、数詞、挨拶などの慣習をまとめてある。各言語の章には辞書や自習書の推薦も載っている。実例にある各言語の新聞がまたいい。迫力(笑)を出すのに載ってる言語全部書いてみようか、平文で(笑)。50音順に、イタリア語、英語、オランダ語ギリシア語、古代スラヴ語、スウェーデン語、スペイン語セルビア語/クロアチア語チェコ語デンマーク語、ドイツ語、バスク語ハンガリー語フィンランド語、フランス語、ブルガリア語、ポーランド語、ポルトガル語ラテン語ルーマニア語、レト・ロマンス語、ロシア語、ここまで上巻、下巻がアイヌ語アラビア語インドネシア語カンボジア語サンスクリット語スワヒリ語タイ語タガログ語チベット語、中国語、朝鮮語トルコ語、日本語、ネパール語パシュトー語ビルマ語、ヒンディー語ベトナム語、ペルシア語、マレーシア語、満洲語、モンゴル語ラオス語。それぞれ10数ページずつ紹介。言語学辞典から比べれば抜粋紹介にすぎないのはもちろんだけど、序文にある「一般読者のための言語入門の手引き」という意味では十分、圧倒的。
昔インドから来日した同僚(上司)と打ち合わせしてて、「なにか書くものを貸してくれませんか」と言ったら"This is your pen"って渡された事があった。なんか言い方まずったんかなあと思ったんだけど、これはヒンディー語の「どうぞ使って下さい」を英語に逐語訳したものだった。なるほどねえ。