ヒマかと

上司にちょっと見てくれと呼ばれて行ってみたら、別の偉いさんから来た「Sさんの顔色が心配です」と言うメールを見せられた。Sさんってのはもっともっと偉い人。表題には今日発表した事業計画資料がどうとか、ビジネスマンな事が書いてある。上司が「これなんだけど...」と言って、そのメールの「顔色が」って文字を指す。
もうそういう話は降りたはずだから、「はあ、えーとそのなんですか、そういうのは俺にはちょっと」と答えたんだが、上司は黙ってその資料のファイルを開いた。全画面に、赤味が青に落ちて顔が真っ青になったSさんのjpeg画像が登場(大笑)。そっちかよ。
「いやははは、びっくりさせないでくださいよ。まあパワーポイントがちょっとおかしいんでしょうから、明日すぐCDROM持って来て見てみます」と答えたのにまだ離してくれず、今度はメーラの受信箱を開いた。中にはその心配してる偉いさんから問い合わせがどっさり。

「こちらではちゃんと表示できてます」
「添付する際になにかしましたか?」
「原因を究明しないといけません」
「AさんもB部長もCくんも自席のPCでちゃんと見えてます」
「Dさんもそんな症状を見た事がないと言っています」
「どうですか。直りましたか」
「Eさんがオフィスに詳しいから聞いてみてください」

もう一回書いとくと、今日もう発表した、配付以外は用済みの資料で、写真の他は普通に表示されている。しかも書いているとおり、その心配しているおっちゃんの手元では問題ないのだ。だがしかし、一度気になると止められない止まらない気質、その発表後から夜になるまで、逐一「どうなった」とフォローが来て辟易しているそうな。
そ ん な フ ォ ロ ー は い い か ら 働 け 。
「とりあえず『うぃんどうずあっぷでーとを実行したら直りました』ってメールを打っといて下さい。どうせわかりゃしねえから。あとは放置ネガイマス(常套句)」と答えて終了。「はい」と答えてやけに早く帰ってった(笑)。こっちも帰宅。