おまつりのじゅんび

今日、ぼくは会社を早引けして、健太郎くんとダボシャツを買いにいきました。日曜日におみこしをかつぐからです。ダボシャツを買った事がないと健太郎くんに言ったら、ごふく屋さんを知っているから健太郎くんの休みの日にいっしょに買いに行こうと言われたからです。
ユニーの前で待ち合わせた健太郎くんとごふく屋さんに初めて入りました。ごふく屋さんのおじさんは大きくておっかなそうだけどやさしい人で、ぼくたちの体を見るとすぐに「健太郎はこれ、君はこれね」と、いっぱいあるダボシャツから白いのを2つ出してくれました。いろんな色の服があったので触ろうとしたら健太郎くんに「全部おじさんに任せた方がいい」とゆわれたので我慢しました。
最初に僕がLサイズのシャツを着てみました。僕もLサイズだと思ったけど、ちょっとダボって感じがしないし短い感じなので隣の健太郎くんに「どうよ健ちゃん、これ小さくねえ?」と聞きました。そうしたら健太郎くんが

給食の、おじさん

と言ったように聞こえたけど、僕はサイズの話をしているから僕が間違っただけだと思いました。
健太郎くんはMサイズがちょうどよくて、僕はLLにしてもらいました。Mさんの分は多分Lでもいいだろうと思ってLにしました。足袋も買いました。他にも家族とか会社員の人が足袋やももひきを買いに一杯来ていました。おじさんは僕が健太郎くんと一緒だったのでお金をまけてくれたのでお礼を言いました。まけてもらってうれしかったです。
僕は早引けをしたのでまだ時間があって、健太郎くんもそうだと言うのでコーヒーを飲みに行きました。広いきっさ店だったので僕はLLにしてもらったシャツを出して着てみることにしました。また小さかったらおじさんに変えてもらうからです。LLのシャツはちょうどいい大きさに感じたから、となりでコロンビアコーヒーを飲んでいた健太郎くんに「今度は大丈夫じゃね?」と聞いてみました。まちがわないように注意して聞いていたら、健太郎くんは

コトブキのおじさんにこういう人いる、いるいる

と言って笑いました。コトブキはハンバーグライスとかオムライスとかをいっぱい出してくれる食堂で、僕も大好きで知っています。だから、おばさんのまねをして「はい、バーグライスいっちょう」とか言ったら健太郎くんはもっともっと笑いました。
きっさ店の前で別れて、僕は一度家に荷物を置いてから出かけようと思いました。そのときに、もう一回シャツを着てみようと思いました。僕には自分のシャツが着ると見えないからです。僕のうちの洗面台には鏡があるから、それを使えば自分のシャツを見れると思いました。だから帰ったらシャツをもう一回出して着て、洗面所に行きました。
オムライスと野菜スープ、しじみの味噌汁抜きで。