まとりっくす

帰りの電車で、ツルツル坊主で、黒づくめ革コートの、頭蓋骨の大きな色の黒い男がサングラスして、周りを見回していた。こいつか。
本人はまーとりっくすを覚醒してらっしゃるのだが、サングラスがいかにもドンキホーテなあたり、なかなかローカルな覚醒具合な日ノ出町。赤と青の薬、両方飲んじゃったみたいな。鉄管ビールで飲んじゃったみたいな。
グニグニってコールタールみたいになって、ストリップ浜劇へ侵入するのかなあ。タダ見が見つかったら電話で逃げる。が、映画通りに電話がつながらず、浜劇のエージェント(笑)にボコられて大岡川に浮く。
覚醒してなきゃ出来ねえ。それはできねえ。