迫る力

backbeat2007-06-13

本を返しに図書館へ行った。なんとなくうろうろしているうちに法制史のコーナーに入った。「拷問史」「世界の虐待」などなど、なかなか殺伐とした品揃えである。皆さんも近所の図書館で覗いてみよう。「法制」の面が強いから、カヴレ澁澤な人を現実に引き戻すのにもいいコーナーです。
そこにあった古い本。その名も「堕胎間引の方法」。この、ややすり切れた字体で組んだ旧字の文章がたまらない。「胎兒成形前に行う」「藥劑的方法」「中毒現象の一部とし堕胎を可能ならしむべき毒藥」などなど。こんなん、あるんだな。
でも、実は内容はそう大したことはありません。目次を見て拾い読みした範囲では。もっと最近の本も色々ありますし。ケーススタディとして、各藩(藩です)における堕胎の方法や、それを禁止しようとした名士のお話がついてたのが特徴的ではありました。宇都宮で間引を減らすのに尽力した石橋、とかそんなの。なぜか呼び捨てだったのでよく覚えている。宇都宮じゃなかったかもしれないけどまあいいや。石橋は確かだ。

祝祭

面倒な手配もそろそろ一段落。考えてみると、アゴアシマクラにネタまで全部自分で手配する旅行は6、7年ぶりかもしらん。
...あーっと、一段落したはずが(笑)、中南米先住民最大のフィエスタ、オアハカゲラゲッツァ祭2007スケジュールを発見!開催が7/23と7/30だっ!!!
...いやいや、やめとこう。見たいけど。23日は別用で居ないし、30日の夜にメキシコシティからハポンへ飛ぶんじゃギリギリだ。なにしろ、疲れてどうする。すっごい見たいけど。7月いっぱい、開催前から市内で色々と関連イベントをやってるそうだからそっちだけ見てこよう。あー、でも見たい。我輩もぜひ観てみたいんでケツァル!


...なーんて事を、やっぱりまだウジウジやってます。ああ楽しい。これで来週の料金支払いさえなきゃ最高なんだがなー。<ムリです

補充

ドキュメント 屠場 (岩波新書)

ドキュメント 屠場 (岩波新書)

去年から何度か手に取っては、まだ読んでない本があるから今度にしようと戻していたが、今読みたいと思う本をまず読んだがいいな、と思って買ってきた。品川、横浜、大阪南港、食肉を作る皆さんのドキュメント。これから読みます。
ああ、また読んだ本じゃなくて読む本を載せてしまった。5月に大阪で買った/いただいた本も半分くらい消化したものの、まだ借金生活。まあぼちぼち。こればっかし。

補充補充

カルト・カーゴ:グランド・バハマ・グンベイ

カルト・カーゴ:グランド・バハマ・グンベイ

P-Vineライナーのしょっぱなに先日のThe Beginning of the Endがあるのは苦笑したが(他になんかないんかい)、内容はよろしいよ。レアグルーヴと銘打つ通りに典型的なファンクやR&Bの混ざり具合。若干マイアミ成分強め、かな。若干のいたなさ、いきなり多めに出るメロウ、細かく実にタイトで、ディープじゃないけれども腰にくる、洗練されたリズム。マイヤミ成分。全く個人的な印象をまとめた勝手造語ですからね。